WHO、アストラゼネカのワクチン治験中断を評価 新型コロナ向け、説明できない疾患生じる

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世界保健機関(WHO)は15日、英製薬大手アストラゼネカが新型コロナウイルスのワクチンの治験で被験者1人に説明できない疾患が生じたため、治験を世界的に中断したことについて、安全を優先した判断だとして評価する姿勢を示した。ジュネーブのWHO本部で2月撮影。(2020年 ロイター/Denis Balibouse)

[ジュネーブ 15日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は15日、英製薬大手アストラゼネカ<AZN.L>が新型コロナウイルスのワクチンの治験で被験者1人に説明できない疾患が生じたため、治験を世界的に中断したことについて、安全を優先した判断だとして評価する姿勢を示した。

WHOのマーガレット・ハリス報道官は「われわれが治験で望んでいたことだ。よく管理された治験だ。安全性はどんな場合も極めて重要だ。適切な対応だった」と述べた。

ロシアと中国での試験的な新型コロナワクチンの投与については「明確な情報を入手して結果を比較したい」と述べた。

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