日系大手に続々内定、韓国「就職カフェ」の実態 なぜ韓国の若者が日本で求められているのか
日本就職セミナーやスクールの多くは韓国人によって運営されていて、日本人によるサービスはまだ少ない。そんな中、ソウルで韓国人学生を相手に「日本就職カフェ」を主宰する日本人女性がいる。
春日井萌さんは韓国の延世大学校を2016年に卒業後、2017年にソウルで日本就職斡旋事業を立ち上げた。そして2019年から日本に本社を置く日本就職斡旋会社のKORECにジョインし、同年5月に日本就職カフェをスタートさせた。
日本への就職は右肩上がり
2019年12月までの7カ月間に、受講した学生は約100人。楽天、ソフトバンク、三井不動産、アサヒビールなどの大手企業に内定しており、就職率は「途中で諦めない限り100%」。たとえば昨年、アマゾンジャパンに内定した韓国人10人のうち、7人がKORECカフェの受講生であり、韓国国内の状況を考えれば圧倒的な就職率である。
最近ではJLPT(日本語能力試験)を受験していなくても就職できるケースが少なくないため、その事例を増やすことにも取り組んでいるそうだ。
「日本への就職を目指す韓国の若者は、感覚値では毎年右肩上がりに増えています。動機で最も多いのは、やはり韓国での就職難。理系だと、産業技術が日本のほうが進んでいるからという人もいます」
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