発達障害の上司に「疲弊する人」「しない人」の差 デリカシーがない、机が汚い相手ほど要注意
一見理不尽に感じても、それは性格ではなく脳の機能の問題で、本人もどうしたらいいのかわからず困っているかもしれないのです。
発達障害には、おもに3種類の傾向があります。
②ADHD:注意欠如・多動症
③LD:学習障害
上司がどの傾向が強いかによって、接し方も変わってきます
デリカシーがない発言は発達障害が原因?
以前アスペルガー症候群と呼ばれていたASDの傾向を持つ方は、人の気持ちを察することが苦手であることが多く、悪気なく失礼なことを言ってしまうことがあります。女性に対して平気で「最近太ったね」と言ってしまったり、大事な打ち合わせを待たせてしまったりして、場の空気を読むことが苦手なのです。
「上司だから……」と何も言わず我慢してしまうと、本人は気がつかないことが多いので「そういうことを言われると傷つきます」とはっきり伝えると、上司との良い関係が作れるかもしれません。
工夫1:視覚に訴えてみる
ASDの方には口で説明するよりも、イラストや文字など、視覚に訴えるのが効果的なタイプも多くいます。そんなタイプの方に込み入った説明が必要な場合は、「AがBなので、結果的にCになります」などと、紙に書きながら伝えるようにします。特別支援教育の場でも「視覚支援」はよく取り入れられている手法です。
1日の予定を、口頭ではなく絵に書いて説明したり、授業の流れをあらかじめ黒板に書いたりして、見通しを持たせるのです。
工夫2:あいまいな表現は控える
また、「納期が予定より少し遅れそうです」などと伝える場合、発達障害の特性としてあいまいな表現が理解できずに誤解のもとになりがちです。あなたが「2〜3日程度」のつもりで話しても、上司は「じゃあ、今日の夕方くらいかな」と思い込んでしまい「話が違うじゃないか!!」と怒り出しかねません。
「納期が2日間遅れます。水曜日の午前中には仕上がります」と、はっきり確実に伝えましょう。
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