初調査、関東私鉄「乗換がない駅」客数ベスト10 関東大手私鉄を全チェック、意外な結果が判明
並行する路線との乗換駅の基準が難しい京急と京成の順位はどうだろうか。
1 金沢文庫 7万0673人
2 横須賀中央 6万7300人
3 平和島 4万8608人
4 青物横丁 4万3633人
5 追浜 4万2727人
6 雑色 3万1941人
7 能見台 3万0831人
8 大鳥居 3万0345人
9 弘明寺 3万0115人
10 生麦 2万9882人
京急は、4万人台の乗降がある平和島、青物横丁、追浜は朝と夜に運転される特急の停車駅ではあるものの、快特は通過する。平和島と青物横丁はエアポート急行が停車するので、日中でも品川方面へのアクセスは便利だが、追浜は日中、普通列車しか停車しない。これだけの利用者があるのに朝と夜にしか優等列車を停車させないのは、学生などの昼間に利用する人が少なく、朝と夜に駅を利用する労働者が多いということなのか。
1 八千代台 4万5975人
2 京成立石 3万9010人
3 京成大久保 3万5157人
4 お花茶屋 3万4319人
5 実籾 2万4299人
6 堀切菖蒲園 2万2589人
7 京成臼井 1万9787人
8 京成小岩 1万8803人
9 千葉中央 1万8321人
10 京成佐倉 1万8305人
京成では他の大手私鉄と比べると利用者は少なめ。東京都葛飾区の駅が3駅ランクインしていることから、下町の足として活躍していることがうかがえる結果となった。
東京メトロの1位は東陽町
東京メトロは半数以上の駅が乗換駅のため、東西線の東側区間が4駅入る結果に。今年から虎ノ門ヒルズとの乗換駅となった虎ノ門、そして神谷町は短い編成の銀座線、日比谷線の駅にもかかわらず10万人以上の人が利用している。地図を見ると、神谷町と虎ノ門は歩いて行けるほど近く、さらにそれぞれの駅の近くでは森ビルが大規模な都市再開発事業を手掛けているので、この2駅の利用者は今後も増えていくだろう。
1 東陽町 12万2629人
2 虎ノ門 11万0008人
3 葛西 10万7152人
4 神谷町 10万6952人
5 西葛西 10万5321人
6 赤坂 9万6839人
7 半蔵門 9万1881人
8 西新宿 9万1457人
9 六本木一丁目 8万8958人
10 浦安 8万2712人
最後は相鉄。全部で25駅。乗換駅を除くと20駅しかないが、順位付けをしてみると京成よりもベスト10の乗降客が多いことがわかった。路線の総延長から考えると大手私鉄と呼ぶには距離が短いように感じる相鉄だが、利用者の数をみると大手私鉄にふさわしい結果となった。
1 三ッ境 5万8418人
2 鶴ヶ峰 5万7578人
3 瀬谷 4万4738人
4 さがみ野 3万7847人
5 希望ヶ丘 3万5041人
6 星川 2万8829人
7 天王町 2万7303人
8 上星川 2万6052人
9 緑園都市 2万5786人
10 西谷 2万3296人
少子高齢化や東京への一極集中が今後どのように進んでいくのかはわからないが、乗換駅以外の乗降客数をチェックしていけば、今後急行が停車しそうとか、新しい商業施設ができるとしたらこの駅あたりかも、ということが見えてくる。自宅を購入する際や、都内で生活を始めようという方は、最新の駅の乗降客数や、過去と現在の利用者の伸び率、減少率をチェックしてみるといいだろう。
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