「小さな目標を作れる人」が結局、幸せになる訳 猪狩ともか「誰でも"前向き思考"に変われます」

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1つ目は「目標は『言葉』で表す」こと。自分の今までを振り返ってみると、本当に「言葉の力」に助けられてきたことを強く実感します。

「言葉のパワー」「言霊」でチャンスを引き寄せる

【1】目標は「考えるだけ」でなく「言葉」で表す

「言葉にすること」で思いが強まるってことありませんか? 

例えば「最近気になる人がいて……」と誰かに話したら、思いが強くなって本当にその人のことを好きになったり。

遊びに行く予定があって「楽しみだね!」と友達と話していると、行くことがもっと楽しみになったり。

「言葉にすることで、気持ちも動いてしまう」というところがあると思うんです。つらい思いも言葉にすると、倍増してしまいそうな気がするので、私の場合、つねにポジティブな言葉を発信するようにしています。

自分で立てた「目標」も同じです。目標もどんどん「言葉に出す」ことで、実現に向かう、そんな気がしています

2019年、新年のブログに「番組のレギュラーをとりたい!」と目標を書いてみたら、早速実現してビックリしたことも!

だからこそ「明るい言葉」「肯定的な言葉」を発信したい。これからも「言葉のパワー」「言霊」を使って、いろんなチャンスを引き寄せていきたいです。

【2】目標は「4段階」に分けて考える

私の目標の立て方は「4段階の目標」を立てるというものです。

「大きな目標」(最終目標)をまず立てます。そして、それに向かって何をすべきかを、「長期」「中期」「短期」の3つに分けて設定するのです。

入院中、実際に私が立てていた目標は次のとおりです。

最終目標:歩く!!(事故に遭う前の、元どおりの生活)
長期目標:仕事に復帰! 作詞家として活動 自立して日常生活を送る
中期目標:生活リズムを整える 身体を柔らかくする 上半身の筋力アップ 鉄分を摂って貧血を治す! 女子力アップ! 車椅子スキルアップ! 
短期目標:一般病棟に移動する! 看護師さんや周りの人の名前を覚える!

そして、目標は一度立てたものをそのままにせず、時々見返して必要に応じて修正したり、立て直したりしていました。

実は、管理栄養士の専門学校のときの授業で「長期・中期・短期の目標を立てる」「必要に応じて見直しをする」というのをやっていたのです。

目標を立てておくことで、やっぱりやる気が出るし、今の自分に足りないこと、やるべきことが明確になります。「復帰」という目標があるから、リハビリも頑張ることができました

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