コロナ経て学生が選んだ「就職人気ランキング」 1.1万人が投票、採用中止のエアラインはダウン

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1位は伊藤忠商事。前半ランキングと同様1位の座をキープしている。男子1位、女子2位と男女問わず多くの票を集めた。「朝型勤務」など、積極的な働き方改革が評価されている同社だが、全員に在宅勤務を指示するなど従業員のコロナ対策でも高い評価を受けており、それが1位の座をキープする結果にもつながっている。

伊藤忠商事だけでなく、5位の丸紅など商社人気が高まっている。8位の三菱商事は前半の31位から、12位の三井物産も前半の80位からそれぞれランクアップした。

2位は明治グループ(明治・Meiji Seika ファルマ)。前半の5位から順位を上げた。女子の順位が1位で、女子学生票が順位を上げる大きなポイントとなっている。コロナ後を考えたとき、食品などはエッセンシャル(不可欠)な業種として、志向されたと思われる。

理系学生のトップはソニー

3位は大和証券グループ、4位は日本生命保険と続く。金融は前年とあまり差がなく、コロナの影響が就職人気ランキングに影響を受けることは少なかった。また前半の9位から順位を上げた7位の損害保険ジャパンは、選考活動をすべてオンラインで実施しており、そうしたコロナ禍での対応も、評価につながっているのかもしれない。

上記以外のトップ10には、6位に博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、9位に大日本印刷が入っている。10位はソニーで、前半の100位から大きくジャンプアップした。理系学生ランキングでは1位となっており、理系学生の支持を多く集めた格好だ。採用ホームページの斬新さなどが評価されており、そうした点もランクアップにつながったと思われる。なお、男子学生のランキングでも2位に入る。

一方、これまで就職人気ランキングの上位常連だったエアラインは、コロナ禍による移動制限の影響を受け業績が悪化し、採用を中止する事態に陥った。ランキングにも影響が出ており、前半2位で前年(2020年卒)後半のランキングで1位だった全日本空輸(ANA)は15位までランクダウン。とくに男子は前半の4位から後半は63位と大きく落ち込んだ。

日本航空(JAL)も同様に前半10位から後半は25位にランクダウン。また、ANAエアポートサービス(128位)やJALスカイ(153位)といったグループ企業も採用中止の影響を受け、軒並みランクを下げている。

コロナ禍で就活生の考え方も変わり、そこで会社がどのような対応をしたか、また、今後の業績への影響などを志望企業の判断材料にするようになっている。そうした結果が今回のランキングには表れているといえるだろう。

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