日経平均420円高、2万3000円の壁突破はあるか

米株高を好感、国内景気の底打ち感も見えた?

 8月11日、東京株式市場で日経平均は反発した。写真は都内の株価ボード。2013年10月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。前日の米国株市場でダウが続伸した流れを引き継ぎ、朝方から幅広い業種で買いが先行。前引けにかけてほぼ一本調子で上昇し、後場では2万2700円台での膠着状態が継続した。業種別では不動産業が値上がり率トップとなるなど、直近で売られていた銘柄に修正買いの動きが見られた。

日経平均は前営業日比175円57銭高でスタート。その後も上げ幅を拡大し、前営業日比430円93銭高の2万2760円87銭で高値をつけた。トランプ米大統領が追加の新型コロナ経済対策を実施すると表明したことを受け、時間外取引の米株先物が小じっかりした動きとなったことや、前日まで3日続落となっていた香港ハンセン指数が大幅高となったことなどが好感された。ただ、後場では高値警戒感から上値が重くなり、膠着状態が継続。「日経平均は2万3000円が視野に入ってくると上値が重くなるようだ」(運用会社)との声が聞かれた。

TOPIXも反発。東証33業種では、情報・通信業、その他製品の2業種を除く31業種が値上がりした。不動産業は7.32%上昇し値上がり率トップ。三菱地所<8802.T>が7日、2020年4─6月期の連結純利益が前年同期比10.8%増だったと発表したことを受け、不動産株全般を買い戻す動きがみられた。

市場では「4─6月期決算は全体的には厳しい内容となったものの、景気の底打ちを感じることもできた。これからの方向性は上と考える投資家も多く、これまでの動きの修正に入っているようだ」(SMBC信託銀行のシニアマーケットアナリスト、山口真弘氏)との声が聞かれた。

個別では、エーザイ<4523.T>が大幅続伸し13.74%高、年初来高値を更新した。同社と米バイオ医薬品大手バイオジェン<BIIB.O>が、共同開発しているアルツハイマー病治療薬候補「アデュカヌマブ」について、米食品医薬品局(FDA)が迅速審査すると発表したことが材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり1810銘柄に対し、値下がりが330銘柄、変わらずが33銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22750.24+420.30

寄り付き    22505.51

安値/高値   22,497.07─22,760.87

TOPIX<.TOPX>

終値       1585.96 +39.22

寄り付き     1561.16

安値/高値    1,560.17─1,586.02

 

東証出来高(万株) 162714

東証売買代金(億円) 27430.25

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