「米中対立」で8月の日経平均はどうなるのか?

今週は注目の1週間、「新常態」の投資手法とは

米中対立が次第に激化するなか、トランプ大統領は薬価引き下げを促す大統領令に署名。8月に向けてマーケットは動くのだろうか(写真:AP/アフロ)

前回のコラム「日経平均が大きく上昇し始めるのはいつなのか」が配信された7月13日の日経平均株価の引け値は493円高の2万2784円だった。6月半ばから続いていたモミ合いゾーンの高値を抜いた。さらに1日置いた同15日には358円高の2万2945円となり、収れんする方向にあった三角保ち合いをも、明確に抜け出した。

サマーラリーか、それとも夏枯れ相場か

長いモミ合いや三角持ち合いを上抜けた場合は、そのまま上昇相場に入るケースが圧倒的に多い。「踊り場脱却」と称される動きだ。実際、このとき空売り筋はここで買い戻すかどうか、かなり厳しい決断を迫られたと聞く。

しかしその後は相場の習性を嘲笑うような連続安となり、何事もなかったかのようなモミ合いに戻った。このような、上げるのかと思えば上げず、では下げるのかと思えば下げずの相場はいつまで続くのだろうか。

さらに、すでに7月も最終週となり、来週からは8月相場が始まるところまで来てしまった。そして投資家にとって8月がサマーラリーの8月になるのか、夏枯れの8月になるのかという極めて重要な予測をしなければならないことになる。どちらになるか、以下考察して見たい。

新型コロナウイルスによる感染拡大は、収束するどころか第2波、第3波の様相を示しており、南米などの悲惨な様子が報道されている。先進各国でも、4月から急速に戻った経済活動は最近、回復の勢いを弱めているが、再度のロックダウン(都市封鎖)はもう出来ない。ロックダウンによる経済活動へのダメージに耐えられなくなった人々は、新型コロナウイルス感染症を受け入れる選択をしたうえで経済再開に踏み切ったからだ。感染者数が最高水準に高まっている中での日本の「Go Toキャンペーン」を成功させようと言う試みはその代表例だ。

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