日経平均166円高、2万3000円の壁は突破可能か

ひとつの節目を前にして「足踏み」がなお継続

 7月21日、東京株式市場で日経平均は続伸。写真は2015年10月、都内の株価ボード前で撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸。前日の米国株式市場が堅調だったことを好感する形で朝方からしっかりで始まった。中国株式市場の堅調、時間外取引で米株先物が高く推移したことが支援材料となり、終始底堅い展開。ただ、接近してきた2万3000円は戻りの壁と意識されていることから、上値に対して慎重な動きとなった。

米国株式市場は上昇。ハイテク株が買われ、ナスダック総合が終値ベースで最高値を更新した。新型コロナウイルスの新規感染者数は増加しているものの、新型コロナ感染症ワクチンの有望な治験結果が追い風となった。

依然として国内での感染者数の増加が気にされているものの、米株高を受けて幅広く物色されてスタート。循環物色の流れから、ひと息入れていた銘柄に押し目買いが入るなど、堅調な地合いを維持した。しかし、2万3000円を目前にして足踏み状態となり、上値の重さが気にされている。

市場では「時間外取引で米株先物が堅調など支援材料がありながら、伸び悩んでいるのは、2万3000円が参加者の間で強く意識されている様子。そのため、上値に対して慎重な動きが続いている」(SBI証券・シニアマーケットアドバイザーの雨宮京子氏)との声も聞かれた。

TOPIXも堅調に推移し続伸した。東証33業種では、サービス業、医薬品、電気機器などが上昇。一方、鉄鋼、電気・ガス業、建設業など22業種が下落するなど値下がり業種の方が多い。東証1部の売買代金は、2兆1142億3600万円と2兆円台を回復した。

個別では、ソニー<6758.T>が年初来高値を更新したほか、任天堂<7974.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>など、直近ひと息入れていた人気株が切り返した。指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>もしっかりで、NEC<6701.T>、富士通<6702.T>も高いが、大成建設<1801.T>、JR東日本<9020.T>などがさえない。

東証1部の騰落数は、値上がり1402銘柄に対し、値下がりが676銘柄、変わらずが94銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22884.22 +166.74

寄り付き    22789.38

安値/高値   22780.22─22925.58

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1582.54 +5.71

寄り付き     1579.83

安値/高値    1577.48─1584.51

 

東証出来高(万株) 115171

東証売買代金(億円) 21142.36

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