文章が劇的に「伝わるようになる」鉄板ルール わかりにくい文章には明らかな共通点がある
大臣は、
①「労働者」を代表する人
②「使用者(経営者など)」を代表する人
③「公益」を代表する人
④「障害者」を代表する人
のなかから委員を選びます。
これは「労働政策審議会令」の第三条に書いてあります。
①〜④、それぞれの選び方はこうです。
①労働者を代表する人が、労働者の代表的な団体の意見を聞きます。そして「労働者の利益を代表するにふさわしいか」などを大臣が総合的に考えて選びます。
②使用者も同じです。
③公益を代表する人は、「公益を代表するにふさわしい経験、学識や意見を持っているか」などを大臣が総合的に考えて選びます。
④障害者を代表する人は、まず、代表的な障害者関係団体の意見を聞きます。そして「障害者の利益を代表するにふさわしいか」などを大臣が総合的に考えて選びます。
専門家ではないので、細かいところは間違っているかもしれません。ただ、大枠はこういった感じでしょう。後者の文章は、ある程度「読む速度」と「理解する速度」を一致させることができたのではないかと思います。前提として大切なのは、書き手が内容をきちんと理解しているということです。
わかりにくい文章を劇的にわかりやすく変えるには
たまに、書き手自身が書く内容をぼんやりとしか把握していない場合があります。そういう人の書く文章が読みやすくなるはずがありません。書き手が理解していないものを読み手が理解できるはずがないのです。
わかりやすい文章のつくり方をひとつずつ見ていきましょう。まずは「一文をなるべく短くする」ということです。先ほどの例で言えば、
は、長すぎます。一文が長すぎる。よって、いくつかに分けます。すると、
・大臣は、①「労働者」を代表する人、②「使用者(経営者など)」を代表する人、③「公益」を代表する人、④「障害者」を代表する人のなかから委員を選びます。
・これは「労働政策審議会令」の第三条に書いてあります。
と3つの文に分けられます。
別の例を出しましょう。例えばこんな文があったらどうでしょうか?
途中から理解が追いつかなくなって「ちょっと何言ってるかよくわからない」状態になったのではないでしょうか?
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