飲み会もあるドイツのスポーツクラブ

第5回 いじめ・体罰と逆方向に向かう理由

クラブハウスで飲み会

スポーツクラブはクラブハウスを持っていることも多い。その中にレストラン仕様になっているところや、実際にレストランとして営業しているところもある。もちろん一般の人が客としてレストランで食事をすることもできるが、クラブの集まりや、試合のあとの食事などによく使われる。レストラン仕様にしてあるところなどは、自炊型パーティのようなかたちで使われるのを想像すると分かりやすいだろうか。

そんなクラブハウスの使われかたを見ると、メンバーのうち誰かが結婚する時、結婚前のパーティでも使われることもある。あるいは子供のメンバーたちがシーズンの終わりには、親たちも一緒に集まり、中庭でバーベキューパーティを開くこともある。シーズン中の活躍などを語りあい、トレーナーに1年間の感謝を述べる。

 クラブのスポーツホールではテーブルを並べ、パーティ会場になることもある。クラブ設立100周年といった節目の宴などに加え、クリスマスやカーニバルの時期には幼稚園や小学生ぐらいまでのメンバーとその親を対象にしたパーティイベントなども行われる。

 会食や宴会など、飲食を一緒に行うことは日本でも人間関係を深める大切な行為だが、ドイツのビール祭りやクラブハウスでの「飲み会」は、あくまでも自由意志で参加。強制力や排除性もないが、それでいて老若男女のメンバーが親交を深める機会になっている。ちなみに時々日本からもスポーツ交流で若者のグループがやってくることがあるが、そんな時にもクラブハウスが使われるケースが多い。

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