車椅子アイドル「絶対折れない心」作る言葉の力 突然、下半身不随に…彼女を「救った言葉」は?
仕事以外でも、大きな変化がありました。いちばんは、家族や友達とゆっくり過ごす時間が増えたことです。
事務所に入ってからは、帰宅は毎日深夜、休みもほとんどないという日々だったので、家族とはすれ違いの生活でした。
それが今ではスケジュールの組み方が変わり、休めるときは休めるようにしてもらっているので、家族とゆっくり過ごす時間が持てるようになりました。
友達と会ったり、連絡をとることも増えました。
それまでは友達と会ったり遊んだりする機会も全然なかったので、友達と過ごせる時間はとても楽しいものです。
私が事故に遭ったと聞いて心配して連絡してくれたり、私が入院中にヒマすぎて「あの子、どうしているかな?」と連絡することで、久しぶりに連絡をとるようになった友達もいます。
事故に遭わなかったら、こんなゆったりとした時間は持てていなかったと思います。
「新たに歩み始めた道」が、「明るい場所」でよかった
もちろん、だからといって「事故に遭ってよかった」なんて思えるわけではありません。そんなふうには一生、思えないと思います。
でも、新たに歩み始めた道が、明るい場所でよかった。
「脚が動かない」「車椅子生活」というと、その先の人生は厳しく、暗いものが待っている……というイメージが一般的にはあるかもしれません。
でも実際には全然そんなことはなくて、私は毎日笑って過ごすことができています。
もちろん、それは家族、友達、ファンの皆さん、メンバー、事務所の方々など、みんなが私のまわりを明るく照らしてくれているからにほかなりません。
新しい場所で、いっぱいの笑顔や幸せを、これからもみんなと共有していきたい。
今、私はそう思っています。
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