ひろゆき「コロナ時代も経験ゼロから挑戦しろ」 バナヤン「大事な3つだけで開くサードドア」
ひろゆき:リアルで話すより、オンラインで話すほうが難しかったりするのかな? 何千人かが同時に君の講演を見ていたとしても、彼らの姿は君には見えないよね。パソコンを前にして1人で話しているわけだから。それってやっぱり難しい?
アレックス:まったく違った新しいスキルだね。この10年、聞き手の目をちゃんと見ながら、元気いっぱいに大きな声で話し、そして笑うといった話術をずっと実践してきた。
それが今は、こうしてカメラをまっすぐに見つめながら感情を込めて、自分の経験が相手にスッと伝わるような話し方を心がけている。僕をより身近に感じてもらえるよう努力している、そんな感じだよ。
ひろゆき:話し方がまるっきり違ってくるというのは、面白いね。
アレックス:自分の部屋に5種類の照明、3種類のカメラ、音響機器といったライブ中継にふさわしい機器を用意して、スタジオのように改造したんだ。
世界のどんな企業、団体に向けても、ハイクオリティーなライブストリームができる環境が整ったと思う。『サードドア』の考え方を広めるというミッションを、これまで以上に前進させやすくなっているよ。
グーグル先生を頼りに、バーチャル化は1人で
ひろゆき:バーチャル化するための技術はどうやって学んだの? 誰かメンター的な存在がいたとか?
アレックス:いや、最初の数週間で経験した、たくさんの失敗、そしてつらい出来事を通じて学んだよ。
まったくゼロからのスタートだった。バーチャルな会議はこうしてやるんだ、なんてアドバイスしてくれる人はいなかったから、自分でググって試行錯誤を重ねた。だからメンターはグーグルかな。頭に浮かんだ疑問はすべて検索しまくった。おかげで深夜まで仕事する日が続いたけど。
照明、カメラ、オーディオのセッティングはどうやればいいかも自力で学んで、何度も実践した。今の僕のライブストリームの状態は、すばらしいものになっていると思う。
ひろゆき:やるな、アレックス・バナヤン!(笑) 僕の照明なんて1つだけだよ。部屋だっていつもの状態のまんまだし。