インドで働く日本人社員をいかにケアするべきか?-第3回(最終回)「セキュリティと健康」編
また、弊社では健康診断は通常、年1回ですが、インド駐在員は年に2回受けることができます。インドの病院ではなく、日本かシンガポールで受診します。
現地の病院は医療技術よりも衛生管理面で不安がありました。それでも、コルカタで最高レベルにある病院にはあいさつに行き、日本人社員に対する特別な配慮をお願いしておきました。
--精神的にリフレッシュする場所はありますか?
ハルディアにお酒を飲む場所はありますが、音楽すらかかっていません。お酒や料理を運んでくるのは男性従業員です。東南アジアのように女性従業員のいる飲み屋はありません。飲み屋で女性が働くという文化がないようです。
コルカタには生バンドが演奏するバーはありますが、日本的なカラオケ屋のようなものはありませんでした。
外食や買い物をする時は、コルカタの高級ホテルへ行く人が多かったようです。
ゴルフ場も自社で作った
--娯楽はどのようなものがありますか?
インドでは工場の周囲に緑地帯を設置しなくてはなりません。そこで、その緑地帯を利用して6ホールのゴルフ場を建設しました。また社宅の庭に打ち放しの練習場を作りました。
そのほか、社宅内でテニスをしたり、プールに入ることはできます。また麻雀を楽しむ人もいました。昭和の娯楽といった感じですね。