サロン・デュ・ショコラ パリ「中止」の大波紋 世界最大級のチョコイベント、日本への影響は

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明治のブースは75平米と目立って大きい。カカオ産地との取り組みや新作を紹介。毎日数千人がブースを訪れる(写真:明治)

パリでは「Meiji? 日本から来たのね?」という認知度だからこそ、チョコそのものが純粋に評価される。

日本ではお菓子のイメージが強い明治だが、パリではカカオの品質と製法にこだわった「明治ザ・チョコレート」を打ち出し、高い評価を受けている。

「パリでの評価を持ち帰り、パリで出会った一流シェフの商品に負けないようにと切磋琢磨しながら品質を上げ、日本にカカオの魅力を伝えてきました。今年はそれがないぶん、国内でできることを立ち止まって見つめ直します」(宇都宮さん)

サロン・デュ・ショコラパリは入社動機にも

メリーチョコレートは日本企業として初めて「サロン・デュ・ショコラ パリ」に出店した草分けであり、常連だ。入社志望動機に「サロン・デュ・ショコラ パリに出店している」ことを挙げる学生が多いという。

お祭りのように華やかににぎわうメリーチョコレートのブース。「TOKYO CHOCOLATE」 として出店(写真:メリーチョコレート)

2000年の初出店から毎年、チョコレートを通して日本文化を伝え続けてきた。社員の成長の場にもなっている。「20年前はフランス人に抹茶チョコを思いきり目の前で吐き出されたほど不評でしたが、今は逆に大好評です。毎年必ず来てくれる常連さんが大勢います」(メリーチョコレート 大石茂之さん)。

20年ぶりにパリへ行かない今年は、先の見えないバレンタインに備え、オンラインショップを強化する準備を整える。

「サロン・デュ・ショコラ」は、日本でも開催されている。2003年から三越伊勢丹グループが例年冬に行うチョコレートの物販催事だ。三越伊勢丹 サロン・デュ・ショコラ担当バイヤーの真野重雄さんは、サロン・デュ・ショコラ パリについて「世界でこれだけチョコレート関係者が集まるイベントはほかにない。カカオ生産国の情報も一度に得られ、食べて比較できる。情報量が多く、毎年アイディアを得られます」と話す。

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