それは、「育児と仕事を両立している人」でも「絶対に悪口を言わない人」でもいいし、「課長の同期で仲良し」でもいい。その答えをさらに置き換えると「若いワーママのメンターとして最適」「この領域のことならなんでも知っている生き字引」など、キャラだけではない能力や経験、強みに昇華させることができます。そしてそれを磨き続けていく。それによって将来のテーマも見えてきて、自分の道も選択しやすくなるかもしれません。
私の場合は少し自虐的ですが、「昔、活躍した人」「恐ろしい人」「ワーママ代表格」そして「その割にご機嫌なおばさま」でした。がははと笑いながら、若手男子にPCセットアップをお願いしたり、飲みに付き合わせたり、耳打ち程度に仕事のアドバイスしたり、キャラを意識しすぎている面も、もちろんありました。一方で、この「堂薗さんといえば」のブランドや役割を昇華させたことで、情熱を強く持てるテーマが見つかったということもあったのだと思います。
ここまで腹がくくれれば、居心地の悪さに対してだって、「ホント居心地悪いわー、がはは」「子どもばっかりでいやになっちゃう」と言えるようになる。これで随分ラクになった気がします。私自身は、結果的に「OUT」を選択しましたが、このなんともいえない毎日が、私の背中を押してくれたのは間違いない。今はとても貴重な経験だったと思っています。
「あなたらしさ」を発揮するために、あなたがあなた自身と向き合うことは、とっても大切なこと。それは、今後、UPするにしてもOUTするにしても、KEEPを選択したとしても、きっと自分らしい強みとしてアピールできる何かに違いないからです。周囲もきっと、その選択を「○○さんらしいね」と言ってくれることでしょう。
特別な存在として注目されていること、これを機会にかえることができれば、居心地の悪さなんて吹っ飛びます。見られていると輝きも増すと言いますしね! すてきな40代ライフの始まりです。自信を持ちましょう。わたしたち、たっぷり働いてきたのですから!
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