日経平均33円高、上昇信じる投資家の根拠とは?

「底堅さ」は維持したが、上値追いには慎重

 6月10日、東京株式市場で日経平均は小反発。底堅さを維持したが、上値追いに慎重となっている。写真は2017年9月、都内で撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、小反発。底堅さを維持したが、上値追いに慎重となっている。前日の米国株式市場で一服感が生じたほか、目立った買い材料も見当たらず、模様眺めムードが広がった。ただ、時間外取引で米株先物が堅調に推移したことが下支え要因となり、後場は前日比プラスの水準で推移した。

9日の米国株市場ではナスダック総合は0.29%高となったものの、ダウが1.09%安、S&P総合500種は0.78%安で取引を終えた。直近の株価上昇の主因となっている金融緩和について当局のトーンを見極めたい向きが多く、上昇が一服した。

これを受けて、東京市場も朝方は軟調なスタート。日経平均は2万3000円を下回る水準で推移した。ただ、米株先物がしっかりとなったほか、週末のSQ(特別清算指数)算出を前に積み上がったショートポジションが解消されるとの思惑もあるため、相場全体が崩れる雰囲気は感じられず、後半は締まる動きとなった。

市場では「強い地合いをキープしているものの、決め手になる新たな材料に乏しい。そのため、高値警戒を払うまでには至らず、上値追いに慎重となっている」(国内証券)との声も聞かれる。

TOPIXは続落。東証33業種では、鉱業、不動産業、鉄鋼などの下げが目立ち、上昇したのはサービス業、化学工業など7業種にとどまっている。東証1部の売買代金は、2兆2934億7200万円だった。

個別では、ファーストリテイリング<9983.T>が1月17日の年初来高値6万6000円を更新したほか、東京エレクトロン<8035.T>など半導体関連株の一角が買われた。NEC<6701.T>、富士通<6702.T>なども高いが、JR東日本<9020.T>、三菱地所<8802.T>などの電鉄・不動産株、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など銀行株がさえない。トヨタ自動車<7203.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>も安かった。

東証1部の騰落数は、値上がり943銘柄に対し、値下がりが1142銘柄、変わらずが84銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      23124.95+33.92

寄り付き    22939.00

安値/高値   22900.30─23175.82

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1624.71 -3.72

寄り付き     1618.53

安値/高値    1616.04─1629.35

 

東証出来高(万株) 125774

東証売買代金(億円) 22934.72

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