グーグルがユーザーに集団訴訟を起こされた訳 「プライベート」なネット閲覧の追跡をめぐり

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米アルファベット傘下のグーグルに対し2日、少なくとも50億ドルの賠償を求める集団訴訟が起こされた。2019年8月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[2日 ロイター] - 米アルファベット<GOOGL.O>傘下のグーグルに対し2日、少なくとも50億ドルの賠償を求める集団訴訟が起こされた。原告側は、グーグルが「プライベート」モードに設定されたブラウザーでのインターネット閲覧を追跡してユーザーのプライバシーを侵害したと主張している。

カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に提出された訴状によると、原告は、ブラウザーのタブを「インコグニート(匿名)モード」で開いた場合でもグーグルはユーザーの閲覧内容や閲覧場所といった情報を不正に収集していると主張。「(グーグルは)コンピューターや携帯電話を持つほぼすべての米国民から無断でデータを収集する行為を続けるべきではない」と訴えた。

グーグルは反論する構え

グーグルの広報担当者ホセ・カスタネダ氏は、「ユーザーがインコグニート・タブを新たに開くたびに明示しているように、ウェブサイトは閲覧行動に関する情報を収集できる可能性がある」と述べ、反論する構えを示した。

訴状では、2016年6月1日以降にプライベートモードでインターネットを閲覧した「数百万人」以上のグーグルユーザーが集団訴訟の原告に含まれる可能性が高いとし、1人当たり5000ドルの賠償を求めている。

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