出勤再開で上司に会うのが苦痛な人への処方箋

「出勤したくないのは上司のせい」という人へ

再び上司と対面し仕事をするのが苦痛な人に、対処法を提案します(写真:PanKR/PIXTA)
新型コロナウイルスの感染拡大により始まったテレワーク生活も終わり、再び出勤する体制に戻った人も多いでしょう。満員電車に乗るのも憂鬱だけど、またあの上司と顔をつき合わせて仕事をするのは、気が重いという人も少なくないかもしれません。
「これを機に上司とのつき合い方を変えてみてはどうでしょうか」と言うのは、精神科医の和田秀樹氏です。上司の存在をストレスに感じないためのつき合い方とは? 和田氏の新刊『会社に行きたくない。さて、どうする?』をもとに解説します。

上司に好かれなければならない?

もしあなたの上司が、部下の頑張りを評価せず、否定ばかりする人だったら、部下は大変な苦痛を味わうでしょう。会社に行くのがつらくなって当然です。ただ気になることがあります。嫌な上司に対して、普段あなたがどのような気持ちで接しているかです。

気に食わないと思いながらも、「その上司に好かれなければならない」という気持ちで日々接しているのだとしたら注意してください。あなたは自分の気持ちにウソをついているわけですから、次第に上司のことだけでなく、本心を偽っている自分のことも嫌になっていくでしょう。

もちろん、できれば上司に嫌われないほうが、ストレスなく仕事ができます。しかし、嫌われないように上司の顔色をうかがい、自分の意見を押し殺すことが増えれば、ストレスも比例して増えていきます。いずれそのストレスに押し潰されてしまうかもしれません。

仮に、今は相性がバッチリ合う上司にあたっているとしても、ずっとその上司のもとで仕事ができるわけではありません。人事異動で上司が変わるたびに不安や心配を抱えるのは、精神的によくないでしょう。

「上司」という存在に振り回されないためにも、こう考えてみてはどうでしょうか。そもそも仕事ですから、上司に好かれる必要などありません。仕事と割り切って接すれば、多少なりとも気持ちはラクになるはずです。上司とはビジネスライクな関係を心がけることを前提としたうえで、3つの対処法を提案します。

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