アイス好きな人に知ってほしい「売れ筋」のキモ

トップ3商品は定番、自粛下での売れ行きは?

「商品の最大の特徴であるパリパリ感が、消費者に支持されているのを感じます。2020年3月期の決算では、チョコモナカジャンボが属する『ジャンボグループ』は対前年比109%。夏場の天候不順もありましたが、バニラモナカジャンボの売上拡大も寄与し、好調に推移しました」(執行役員コーポレートコミュニケーション部長の国近文子氏)

「チョコモナカジャンボ」は、商品パッケージにも「パリパリッ!」と大きく示す。「パピコ」と同じく分けても食べられ、単品(150ミリリットル)は3×6山となっている。

アイスの人気は続くか

実は“アイス”商品は、日本では乳固形分や乳脂肪分によって次の4種類に分けられる。

(1)「アイスクリーム」(乳固形分15%以上、うち乳脂肪分8%以上)
(2)「アイスミルク」(乳固形分10%以上、うち乳脂肪分3%以上)
(3)「ラクトアイス」(乳固形分3%以上、乳脂肪分は問わず)
(4)「氷菓」(上記以外)

「明治 エッセルスーパーカップ」と「パピコ」は、(3)のラクトアイス。「モナカジャンボ」(森永製菓)は (2)のアイスミルクだ。「パルム」(森永乳業)は、(1)のアイスクリームに属する。年間販売本数は圧倒的に多い「ガリガリ君」(赤城乳業)は、(4)の氷菓となる。

近年の調査データでは(1)~(4)それぞれが伸長傾向にある。つまり、消費者は種類別を気にせず“アイス”を楽しんでいる。さまざまな消費者の声を聞くと、商品によってさっぱり感や濃厚さがある、各商品を使い分けているのを感じる。

これからもアイス人気は続くのだろうか。

「2011年の東日本大震災の時も、被災地以外では、アイスの売り上げは落ちなかった。震災やコロナのような気が滅入る時期には、気分転換で選ばれる一面もあります」(二村氏)

以前に比べて価格が高くなり、スーパーでは単品の値引きでも100円を超える例が多いが、それでもスイーツとしては、生ケーキよりも割安感がある。コロナ禍が報酬にも影響していく今後を勘案すると「手軽に買える癒し」の存在は大きい。

最近は新商品でも、イメージできるフレーバー中心に選ばれるとも聞く。こうした失敗したくない消費者心理も手伝い、定番アイスの支持は続きそうだ。

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