ドイツでコロナ再生産数「1」を再び超えた意味 流行は下火から感染急増に転換しかねない

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<再生産数に影響する要因>

人口密度は大きな要因だ。新型コロナウイルスは人口が過密な地域では、より簡単に広がる。ソーシャルディスタンス(社会的距離)、学校や企業の閉鎖、マスクの着用といった対策はことごとく、再生産数を下げるのに役立つ。

新型コロナウイルスの特質自体も大きく影響する。インフルエンザ・ウイルスなど他のウイルスよりも簡単に感染を広げる能力があることが分かっている。潜伏期間の中央値は約5日とインフルエンザの2日より長く、無自覚無症状の人が感染を広げることもできる。感染者が咳やくしゃみをしていないのに、濃厚接触者にうつしてしまう科学的根拠もある。

集団免疫の程度も、それが過去の感染によるものであれ、ワクチン接種の普及によるものであれ、再生産数に影響する。ただし、新型コロナで当局が承認したワクチンはまだないし、このウイルスは、そもそも人類にとって未知のものだった。

解除を急ぎ過ぎれば、とたんに医療面の問題に

<再生産数の上昇は憂慮すべきか>

端的に言って、その通りだ。新たな感染急増を示唆し得るからだ。

新型コロナの流行抑制の成功例とされてきたドイツで再生産数が1.1に戻ったという11日のニュースは、パリの美容院から上海ディズニーランドに至る営業再開の動きや、米国各地での制限措置緩和の動きに暗い影を投げ掛けた。

シャフナー教授によると、米国では州や地方自治体の経済再開を始めるとの政治決断が既に相次いでいるが、警戒は必要。「解除を急ぎ過ぎれば、とたんに医療面の問題が増える。さじ加減は難しい。拙速に動くべきではない」と話した。

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