週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ライフ #ドラの視点

コロナ禍にフランス人が突然「目覚めたこと」 ロックダウンでも楽しめることは多々ある

7分で読める
2/4 PAGES
3/4 PAGES

岐路に立たされたレストランが新たに始めたのがテイクアウトです。今では、アラン・デュカスのようなミシュランで星を獲得している有名店も含めて、多くのレストランがやっています。

テイクアウトならどこの国のレストランもやっていると思いますが、フランスのレストランがすごいのは、フルコースのディナーをデリバリーしてくれること(しかも自転車で!)。これは顧客との接点を維持するだけでなく、契約農家など食材の仕入先と仕事を続けるためでもあります。テイクアウトは特にパリではものすごく人気です。

新たな生活様式の中で、趣味の幅も広がっています。例えば、多くのフランス人がガーデニングを始めました。フランス政府がこれを受け、ガーデニングやDIY関連の店の再開を決めたほどです。

今や多くの人が、パリの狭いテラスやバルコニーでも植物を植え、自然の美しさを楽しんだり、野菜や花を育てたりしています。ある銀行員は、都会人の自分がガーデニングの喜び発見し、新しい趣味をここまで楽しんでいることに驚いている、と話してくれました。

走って、ヨガがして、料理して

ジョギングも同じです。突然、多くのパリジェンヌやパリジャンがランニングやジョギングの楽しさやメリットに気付き始めました。当初はそれが唯一外出できる手段だったからですが(犬の散歩のように!)、自動車や歩行者すらいない美しいパリを走っているうちに、多くの人がこのスポーツに目覚めたのです。

これはフランスだけではないと思いますが、オンラインのヨガクラスやミュージッククラスも人気です(多くの人がオンラインでギターやウクレレを習い始めています)。国立オペラ劇場はオンラインで無料公演を行っていますし、美術館も作品をオンラインで公開し、人々を喜ばせています。

料理の楽しさに目覚めたフランス人もたくさんいます。子ども含めて家族全員が時間を共有することができますし、たいていはおいしいものが出来上がります。今や多くのフランス人シェフやパティシェがレシピを公開しています。

次ページが続きます:
【ロックダウンで最も「良かった」ことは】

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象