「現金決済にこだわる店」の今後が心配される訳 スマホが運んできた「黒船」との付き合い方
お金の動きは世界的に、旧システムを使わず、新しいシステムで循環させていこうという流れに変わりつつある。スマホを駆使した決済方法が可能となってきたいま、店がすすんでキャッシュレスの環境を導入していけば、手数料は相対的に下がっていくに違いない。
目先の利益とか、妙な精神論で、新しいテクノロジーを拒否していてはいけないのだ。長期的な視点を持ち、正しい知識を学んでいれば、現金決済にこだわるデメリットが、簡単にわかるはずだ。利益を高め、お客さんの満足を本当に考えているなら、すぐにキャッシュレスへ移行してほしい。
社会はつねに新しく、変わっている。社会の一員ならば、変化に沿って、ビジネスを最適化させてほしい。
僕たちの仕事や生活は、スマホによって日々快適に変わり続けている。例えば車で移動したいとき、以前なら電話でタクシーを呼んでいた。しかし、いま、海外ではUberを使ったほうがはるかに便利だ。電話で配車を頼む手間や支払いなど、無駄なコミュニケーションをきれいにカットできる。
ビジネスも同様で、情報収集はニュースアプリで、メッセージのやりとりはLINEを使って短時間でできてしまう。企業のPR活動でさえ、Twitterを使ってスマホ1台で大きな成果を上げることができる時代だ。
時間を有効活用することの大切さを、僕はずっと変わらずに説いている。これはスマホが普及していなかった時代からだ。
スマホさえあれば便利で快適に過ごせる時代がくる
僕は何をするにも、まず時間の最適化を考える。スマホが出現するまで、時間の最適化にいちばん役立っていたのは、やはりお金だ。
作業時間の短縮のためにお金を払って人に頼んだり、移動距離を短縮するためにお金を払って相手に来てもらったりなどして、自由な時間を手に入れていた。しかしスマホが進化した現在、作業時間も、移動時間も、スマホの機能を駆使して短縮することができる。
実際は、いまでもお金のほうが便利に使えたりする。しかし、スマホがお金を超える価値を持って、生活の最適化に効果を与える時代はそう遠くない。お金を使うのではなく、スマホを使うことで、便利で快適に過ごせる時代が到来しようとしているのだ。
スマホやお金を使い、時間を効率化して、QOLを高めていく。それは決して難しいことではないし、また常識を逸脱した価値観でもない。
効率化から目をそらして時間を無駄に過ごし、貯金ばかりにこだわっている毎日では、目の前の漠然とした不安はなくならないだろう。
時間が足りず、お金もなく、自由もない……。そんな日々から、自己肯定感が生まれてくるはずがない。
現在は、経験もコネクションも、スマホを使って、さほどお金を使わずに手に入れることができる。なんといい時代になったのだろう。いまという時間を楽しみ尽くして、お金は好きなだけ使ってしまおう。貯金にとらわれ、非効率で密度の低い人生を過ごすのは、あまりにもったいない。
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