最下層芸能人5人、コロナ禍の阿鼻叫喚な生活 バイト先が休業、親に土下座動画、草を食べる

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陽菜さんはソロアイドルですが、3人組グループのアヤさん(仮名、年齢非公表女性)は、「1人が脱退して実家に帰ってしまい、もう1人も移籍や引退も考えていて、どうしたらいいかわからない」「所属事務所からは『今後のことはライブ再開可能になったら考える』と言われている」と語っていました。アイドルだけでなく芸能事務所も今後のことを前向きに考えられず、思考停止状態に陥っているようなのです。

「感染しているかも」という不安な日々

5人目の自称「最下層芸能人」は、ピアニストの美月さん(仮名、34歳女性)。彼女は音大卒業後、ホテルのラウンジ、イベント会場、アーティストライブなどで演奏をしながら、ピアノ教室の講師を務めてきました。モデル事務所からスカウトされた経験を持つ美人であるためか、芸能事務所も美月さんの仕事をコンスタントに入れてくれたそうです。しかし、新型コロナウイルスの影響で、ほぼすべての仕事が休止。ホテルは奏者ではなく自動演奏に切り換え、ピアノ教室も縮小が決まるなど、平常時に戻ったとしても不安を抱えることになってしまったのです。

「昼も夜も働けない今の状況は、私のようなCDデビューできない無名のピアニストには厳しいです。貯金も少ないし、ピアノから遠ざかってしまうことも心配ですから。もともと手を大事にしなければいけないので、アルバイトできるものも限られているのですが、もうそんなことは言っていられないので探していますが、募集自体ほとんどありません。

実家から毎週食材を送ってもらって何とかしのいでいますが、この先の仕事がどれくらいあるのかわからないので、ピアニストを辞めることも考えてしまいます。それと……実は2日間38度くらい熱があって、今は下がりましたが『コロナウイルスにかかっているかもしれない』という気持ちもあってどこにも外出できず、1人で不安な日々を過ごしています」

ピアニストだけでなく、バイオリニストやギタリストなど、その他の音楽奏者たちも、「芸能事務所に所属しているから仕事がもらえる」というわけではないようなのです。やはり「昼のレッスンと夜の飲食店」という2つの仕事を失ったことが痛手なのでしょう。

ここで挙げた5人の声は、まさに阿鼻叫喚。目の前の生活が苦しいだけでなく、自分に自信が持てず、引退を考えるが、「今は辞めてはじめる仕事もない」という八方ふさがりの状況のようなのです。

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