読書は最高の自己投資と言えるこれだけの理由 1500円の本から100倍のリターンを得る方法

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今回はビジネス書の読書術である『レバレッジ・リーディング』のやり方をお伝えします(写真:Milatas/iStock)
ビジネスパーソンにとって、ビジネス書を読むことは最高に効率のよい自己投資であることを説いた『レバレッジ・リーディング』。2006年の発売以来、今なお読者を獲得し続けている。ロングセラーの読書術だ。
コロナウイルスで出社できないビジネスパーソンにとって、今はその先に備えてインプットを増やせる好機でもある。その手段として提案したいのが、ビジネス書の多読である「レバレッジ・リーディング」だ。
速読でも精読でもない。目標は1日1冊を読みこなすこと。1500円の本から100倍のリターンを得る方法とはどんなものか? レバレッジ(てこの原理)をきかせた読書法とはどのようなものなのか。著者、本田直之のメッセージは明確で、今も新しさを失っていない。

私は、読書を投資活動としてとらえています。そのきっかけは、アメリカのビジネススクールで勉強したときの経験にありました。

『レバレッジ・リーディング』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

つねに目的意識をもちながら、要らないところは切り捨てる読み方をすると、短期間で読めるので次々に有益な本を読むことができます。

帰国後にビジネスを始めてからも、「実際の経営課題を解決するためにはどうしたらよいか?」「自分の目標を達成するにはどうすべきか?」という視点でビジネス書を読みあさりました。

得たノウハウを実践に生かしているうちに、実用的でない読書法は淘汰され、生き残った「使える」ノウハウが、「レバレッジ・リーディング」となったのです。

本を読まないから時間がない

多読が大事だというと、本を読む時間がないと言い訳をする人がいます。しかし本当は、本を読めば読むほど、時間が生まれます。本を読まないから時間がないのです。なぜなら、本を読まない人は、他人の経験や知恵から学ばないので、時間がかかってしまうのです。

では、本をどう選ぶかですが、本選びに必要なのは「目的を持って本を選ぶ」ことです。自分にとってとっつきやすい、わかりやすそうな本から選びましょう。自分の勘だけでなく、書評や口コミなども参考にします。これも1種のレバレッジです。

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