米ADP雇用者数、3月は19.1万人増 3月の雇用統計も堅調に推移か

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4月2日、米ADPとムーディーズ・アナリティクスが発表した3月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は19万1000人増加した。写真は3月13日、デンバーで開催されたジョブフェアで撮影(2014年 ロイター/Rick Wilking)

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが2日発表した3月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は19万10000人増加した。

ロイターがまとめた市場予想の19万5000人増を若干下回ったものの、年初にみられた寒波や大雪による雇用への影響が薄らいでいる兆候が示された。

2月分は当初の13万9000人増から17万8000人増に上方修正された。

BNPパリバのエコノミスト、エレーナ・シュリャティエワ氏は「春の到来とともに良好な回復を示している」と述べた。

ムーディーズ・アナリティクスのマーク・ザンディ氏は、今回のADP報告は米国内総生産(GDP)伸び率が3%となる可能性を示唆していると述べた。

さらに、民間雇用者数が春・夏にかけ月間20万人増のペースで推移する公算が大きいとの見解を示したうえで、3月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が18万5000人増、失業率が6.6%に改善すると予想した。

また、2016年末、もしくは2017年初旬ごろまでに完全雇用を回復するとの見通しを示した。

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