食材宅配サービスが繋ぐ「食べて応援」の輪

自粛要請が始まりアクセス急増の「ポケマル」

生産者と消費者が直接やりとりできるアプリ「ポケットマルシェ」の利用者が増えている。写真は4月10〜12日、東京・日本橋にあるコミュニティースペース「ハマハウス」にて開催された無人直売所(筆者撮影)

今、「新型コロナ」がすべてのニュースの前置きとなっている感があるが、この状況でニーズが高まっているサービスが、食料品の宅配サービスだ。

宅配サービスの市場は近年、少子高齢化や共働き家庭の増加、安全・安心意識の高まりなどにより拡大傾向にある。

そして外出自粛、緊急事態宣言下では、さらに切実さを伴って求められていると言えるだろう。

各種食材宅配サービスの中には、需要に対応できず新規受け付けを中止しているところもあるようだ。

今回はその中でも、アプリを使って生産者と消費者が直接やりとりできる点で世評が高い、ポケットマルシェを取り上げる。

プロの農家・漁師とつながれるポケマル

ポケットマルシェ(ポケマル)のサービスは2016年9月よりスタート。オンラインで生産者と消費者がつながるユニークなサービスが注目され、順調に登録生産者、ユーザー数を伸ばしてきた。

ユーザー数は非公開だが、リピーターが7〜8割を占める。

登録生産者は2020年3月時点で約2000名で、前年に比べて500名増加。野菜、果物、魚、肉、加工品など、4000品を超える食材が出品されている。

出品者の条件は「プロの農家、漁師であること」だけなので、栽培期間中農薬不使用(いわゆる“無農薬”)の食材から、流通にのっていないような珍しい食材、形がそろっていない規格外品など、さまざまな食材が出品される。

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