コロナ暴落後、いずれ更なる暴落がやって来る

衰退する米国が直面する「避けられない真実」

新型コロナ感染の爆発をきっかけとした金融の大波乱は峠を越えようとしているのだろうか。そのように見えても、筆者は「間違い」を「もっと大きな間違い」でカバーすることはできないと言う(写真:AP/アフロ)

「東洋経済オンライン」のような多数の読者を持つ日本のメディアで、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学が出した新型コロナウイルスのシミュレーションを最初に紹介したのは恐らく筆者だろう(2月3日配信の「『新型コロナ』」は『バブル大崩壊』の『序曲』なのか」)。

まさか・・・新型コロナにかかってしまった

だがその時は、まさか自分がその新型コロナにこんなにも簡単に掛かってしまうとは思わなかった。ウイルスをどこで拾ったかは全くわからない。ただ、長年住んでいるシカゴの一角にあるチャイナタウンにはよく買い出しに行った。生きたウナギや、今ならあの開高健氏が絶賛した、活ダンジネスクラブ(アメリカ西海岸のワシントン州で水揚げされる大人気のカニ)も売られている。1月に日本からシカゴに戻ると、そのチャイナタウンでは、すでにマスクをした若い中国人たちであふれていた。

症状はといえば、最初は37度台の熱だった。だが3日目ぐらいから38度台後半の高熱に見舞われた。そのころ、日本を代表するコメディアンの志村けんさんが新型コロナで入院したというニュースを聞いた。そして1週間ほど高熱が続いて、ようやく熱が引いてほっとしている日に、なんと志村さんの訃報が飛び込んできた。

1970年代後半、彼のコントで育った世代としては、本当に悲しい酒だったが熱が下がったこともあって、久しぶりにどうしてもビールが飲みたくなった。だが、喉を潤すつもりで飲むと、今度は高熱時にもなかった呼吸困難が襲ってきた。なんとか最後まで肺は大丈夫だったが、薬を服用していたからか、自分で気づかないうちに肝機能が相当落ちていたのだろう。

アメリカの医療現場の状況も交えて話すと、主治医に相談したころにはすでにはシカゴでは検査してくれる場所は一杯で、無理だった。「インフエンザの予防注射は打っている」と説明すると、彼は電話診療だけで新型コロナだと断定したうえで、「もし呼吸ができなくなったら、とにかく救急車を呼べ」という指示だった。

元々呼吸器系に問題はなく、最初から自分で治すつもりだったが、今回の病気のピークでは子供の頃にも経験しなかった40度の高熱を経験した。だが新型コロナを経験したことは無駄ではなかったと思う。結局、薬だけに頼るのではなく、己の免疫力を信じるしかない状況を実践できた。

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