「給料が高くて残業が少ない」211社ランキング

これが残業15時間以下で年収の高い会社だ

今回はその『就職四季報』に掲載している企業の中から、年収と残業時間に着目したランキングを作成した。厚生労働省の「毎月勤労統計調査」(2018年分結果確報)では一般労働者の残業時間(所定外労働時間)は月平均14.4時間。ここでは、月平均の残業時間が15時間以下で、かつ年収650万円以上の「給料が高くて残業が少ない会社」を年収順にランキングにした。対象は掲載1303社のうち211社となる。

年収1000万円を超す会社は11社となった。トップは住友商事。平均年収1390万円、残業時間9.9時間であった。同社は有休取得日数も16.9日ある。総合商社といえば、「バリバリ働く」というイメージが強いが、同社は働き方改革が進展しているといえるだろう。

3位の長瀬産業(平均年収1112万円、残業時間14.6時間)は、化学品専門商社として最大手だ。8位の日鉄エンジニアリングは日本製鉄の子会社で、製鉄プラントやパイプラインなどのエンジニアリング事業を展開している。

残業時間の最低は4.4時間のアルフレッサ

1000万円以上の会社を業種別でみると、医薬品が4社(4位エーザイ、5位第一三共、6位武田薬品工業、7位アステラス製薬)で、商社・卸売業(1位住友商事、3位長瀬産業)と建設(8位日鉄エンジニアリング、9位奥村組)が2社、石油(10位三井石油開発)、不動産(2位野村不動産)、電子部品・機器(11位アドバンテスト)が1社ずつとなっている。

このランキングで残業時間が10時間未満の会社は70社にのぼる。最も残業時間が少ない会社は、医療用医薬品卸首位のアルフレッサ(180位)で、4.4時間で、平均年収は690万円だ。残業時間5時間以下はアルフレッサを含めて4社で、三井石油開発(10位、4.5時間)、化学品商社のオー・ジー(117位、4.6時間)、スポーツ用品大手のミズノ(187位、4.7時間)となっている。

残業時間が10時間未満の会社を業種別で見ると、商社・卸売業(15社)、化学(10社)の存在が目立つ。2の業界で、3分の1を占めており、業種によって残業時間にバラツキがあることがわかる。

年間を通してフルタイムで働いた経験がほとんどない就活生にとって、残業時間は想像しづらいものだろう。完全週休2日制の会社では、1カ月あたり20日程度働くことになる。ここから1日あたりの残業時間を割り出すことで、よりリアルに実感できるはずだ。

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