新入社員に優しい「ホワイト企業」トップ300

最新版「新卒3年後定着率」ランキング

早速、805社の中から「3人以上入社した企業」を対象に、定着率の高い順に並べた「ホワイト企業ランキング」を紹介しよう。トップである、「3年間誰も辞めていない、定着率100%」の会社は125社(2~3ページの両ページで掲載)。「3年間の定着100%」の企業は、昨年版(2013年)の92社から、33社増加した。

東ソーは、高卒含め122人全員が入社3年後も在籍

1位タイの企業は、10年4月の入社者が多い順に表示している。定着率100%企業の中で、入社した社員数がもっとも多かったのは東ソーの122人だ。男性114人、女性8人が10年に入社し、3年後の13年4月時点では、全員在籍している。

学歴別の内訳を見ると、大卒48人、短・専門卒9人、高卒・他65人。一般的に「入社後3年で5割辞める」といわれる高卒も含めて、100%を達成している。

同社は「会社が指定する資格を取得した際に奨励金支給」や「年間数人を海外語学留学に派遣」といった自己啓発制度で社員の能力開発を推進。働きやすさの面でもコアタイム(10:30~15:05)のフレックスタイム制度、育児・介護・私傷病の短時間勤務制度などの各種制度が充実している。

東ソーに次いで、1位タイ企業で採用が多い企業は、東邦ガスの74人(男性64人、女性10人)。会社指定の資格取得での奨励金等支給、授業料等会社負担での国内留学・海外留学制度、発明等の報奨制度、など充実した制度で従業員の能力アップを行う。さらにフレックスタイム制度、在宅勤務制度、一部職種での裁量労働制度も導入している。

両社ともこうした恵まれた制度や高い定着率から、満足している若手社員は多いと予想される。

他に愛知製鋼55人(男性52人、女性3人)、国際石油開発帝石52人(男性40人、女性12人)、アズビル49人(男性38人、女性11人)、栗田工業46人(男性39人、女性7人)などの人数が多かった。

昨年、トップ300に1社しかなかった銀行でも、高知銀行が42人(男性21人、女性21人)で100%。さらに、定着率が低いといわれる小売業でもヤマナカ17人(男性15人、女性2人)、井筒屋12人(男性7人、女性5人)などが100%だった(次ページも、1位タイの他の企業を掲載)。

次ページ「1位タイ」の、他の企業も見てみよう
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