売上高の大幅な減少には補填も必要だ
重要なことは倒産、失業の増加を防ぐことであり、そのためには新型コロナウィルスの影響で消失した企業の売上高を政府が補填することに踏み込むべきだ。業種を限定したうえで、売上高が一定以上減少している企業や個人事業主に対して、雇用の維持を条件として、失われた売上高の相当部分(たとえば8割)に対して返済不要の資金提供を行えば、倒産や失業の急増に歯止めをかけることができるだろう。
この政策を実行するためには、数十兆円単位の財政出動が必要となるかもしれないが、危機の際に巨額の借金ができるのは政府だけだ。この金額は政府による自粛要請によって本来は自由であるべき経済活動を制限したことによる損失額と割り切るしかない。
新型コロナウィルス感染症対策もそれに対応する経済対策も可能なかぎり死者を減らすことを最優先とすべきだ。
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