失敗しない「リモートワーク」の採り入れ方

導入のコツは忖度なしのコミュニケーション

新型コロナウイルスの蔓延を機に、リモートワークへの注目が集まっている(写真:U-taka/PIXTA) 
新型コロナウイルスの蔓延によって注目を集めるリモートワーク(テレワーク)という働き方。勤務先のオフィスに出社せず、自宅など遠隔(リモート)での仕事を可能にする取り組みのことだが、感染予防という喫緊の課題のために大手企業を中心に導入が加速している。
しかし、導入のハードルが高かったり、導入したもののうまくいかないと感じている企業も多い。では、どうすればスムーズな運用ができるのだろうか。
2020年3月に上梓したばかりの著書『レバレッジ起業 「バーチャル社員」があなたを救う」』(KADOKAWA)の中でリモートワークの応用術を説いているベンチャーネット株式会社の持田卓臣代表は15年前の創業時からリモートワークを縦横に活用してきた。リモートワーク効果を最大限に引き出す具体的な方法や注意点について持田氏に聞いた。

まずは「業務の棚卸し」を

――持田さんは、リモートワークを進めるにあたり、まずは「業務の棚卸しからスタートすべき」と訴えています。

当社はIT関係企業なので、もともとリモートワークとの相性がいい。それでも、すべての業務を完全にリモートでやっているわけではなく、必要に応じて使い分けている。

業務の中でリモートワークにできるものとできないもの、既存の方法では無理だがやり方を変えればできそうなものなど、棚卸しから始めると失敗することはない。これは、リモートワークの活用だけでなく、単純に業務の効率化にもつながる。

――いざリモートワークを始めようとしたとき、ITツールを駆使しなければいけないと悩む経営者も少なくありません。

最低限必要なのはコミュニケーションツールだが、ビジネスチャットがあればひとまず大丈夫。当社はチャットワークを使っていますが、シンプルなので導入のハードルは低い。文字だけのコミュニケーションが不安なら、「Zoom」などのオンライン会議システムを付け加えればいい。無料プランもあるので、予算の少ない中小企業でも使いやすい。

こうしたツール類の使い方は、若い社員のほうが慣れるのが早い。彼らの意見を積極的に取り入れて、使い方のコツなどを慣れない社員にもシェアしてもらうとスムーズだ。

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