学級委員の彼が不登校になった「まさかの理由」

中高一貫の進学校に通う子が感じた負担

不登校中つらかったことや転機になったことなど、不登校経験者の丸山遥暉さんに伺いました(写真:不登校新聞)
不登校経験者・丸山遥暉(はるき)さんにお話を伺った。丸山さんは2度の不登校を経験後、現在は大学で心理学を学んでいる。不登校中つらかったことや転機になったことなど、話していただいた。

――不登校の経緯から聞かせてください。

僕が不登校になったのは中学3年生の秋、修学旅行明けからでした。でも、修学旅行がつらかったのではありません。むしろ楽しかったんです。問題はその後でした。

当記事は不登校新聞の提供記事です

僕が通っていた中学校は、県立の中高一貫校で、そこそこの進学校でした。毎週末、宿題が出され、週明けに提出するのが決まりでした。

そして、修学旅行はほぼ1週間かけて行なわれたので、帰宅後には旅行の前の週と合わせて2週分の宿題を、まとめて提出することになっていました。

しかし僕は大量の宿題が終わらず、旅行明けの月曜日は「体調が悪い」と親にウソをついて、学校を休みました。

もちろんその日のうちに宿題を終わらせ、火曜から登校するつもりでした。ですが結局、終えることができず、その日から学校へ行けなくなったんです。

終わらない宿題

火曜日に休んでもまだ宿題が終わらず、さらに水曜、木曜も休むようになってしまいました。

「宿題、できませんでした!」と正直に先生に言えばよかったんですが、そんな勇気はとてもありませんでした。

僕はそれまで、勉強はそこそこできるほうで成績もよく、学級委員でもありました。

そんな僕が宿題をやってないことがわかれば、クラスメイトや先生からどう思われるか怖かったのです。

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