働かないおじさんにならないための2つの方法

30代以降は自分の専門性を磨くことが大切

働かない中高年の処遇は、日本企業の大きな問題の1つです(写真:【IWJ】Image Works Japan/PIXTA)
人事コンサルタントとして、1万人以上のビジネスパーソンの昇格面接や管理職研修を行い、300社以上の企業の評価・給与・育成などの人事全般に携わってきた西尾太氏による連載。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

「老害」とは、ひたすら「逃げ切り」を狙う社員

人事は『老害社員』と『経験値が高い社員』をどのように判断しているのか。今回は、そんなテーマについて掘り下げたいと思います。

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

中高年の会社員の処遇は、日本企業が直面している大きな問題の1つです。私自身も、さまざまな会社から以下のような相談を受けることが増えてきました。

「仕事をしない年上の部下に困っています。注意しても聞いてくれないし、行動も変わらない。何を言っても響かないので、言うだけムダ。のれんに腕押し、馬の耳に念仏なので疲れました。50代半ばを過ぎたら、定年まであとわずか。ひたすら逃げ切りを待っているだけです。こういう社員にはどう接したらいいのでしょうか?」

昨年11月、朝日新聞に掲載された「朝の妖精さん」という記事も大きな反響を呼びました。妖精さんといっても、みんなから愛されるかわいらしい存在、ではありません。

朝はきっちり出社するけれど、いつの間にか姿が見えなくなっている。こうした定年間近のシニア社員を揶揄して呼んだもの。要は「働かない中高年」です。

これ以上頑張っても、もう出世はしないし、頑張ったところでさして変わりない。毎月給料をもらって、とにかく逃げ切って、まあまあ平和に暮らしていければいい。

私はこうした、ひたすら「逃げ切り」を狙っている中高年の社員が、まさに「老害」だと考えています。

一方で、団塊ジュニア世代のベテラン社員がいなくなることによって、スキルの継承がなされなくなり、組織の中でスキルが空洞化してしまう問題も起こっています。

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