NYダウ1464ドル安、08年以来初の弱気相場入り

高値から20%以上下落、パンデミックを嫌気

米国株式市場は大幅反落。世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染拡大は「パンデミック(世界的な大流行)」に相当すると表明する中、ダウ平均は1460ドル超下げ、2008年の金融危機以来初めてベア相場入りした。ニューヨーク証券取引所で撮影(2020年 ロイター/ANDREW KELLY)

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米国株式市場は大幅反落。世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染拡大は「パンデミック(世界的な大流行)」に相当すると表明する中、ダウ平均は1460ドル超下げ、2008年の金融危機以来初めてベア相場入りした。

終値での直近高値から20%下落した場合にベア相場入りしたとされる。S&P総合500種<.SPX>とナスダック総合<.IXIC>は2月19日の最高値を約19%下回る水準。

WHOのテドロス事務局長はこの日、新型コロナ感染拡大がパンデミックに相当すると表明し、現時点ではイタリアとイランが感染拡大の最前線となっているが、他の国も間もなく同様の状況に陥る恐れがあると警告した。

ホワイトハウスが新型コロナの高官会議を機密扱いにするよう命じたと伝えたロイター報道も嫌気された。

チェース・インベストメント・カウンセルのピーター・タズ社長は「今日は悪いニュースだらけだ。感染者数が増えたり、刺激策の効果についてさまざまな見方があるなど、市場はそれに応じて動いた」とし、WHOによるパンデミック相当という表明がさらなる悪材料になったと述べた。

このほか、トランプ政権による財政刺激策の詳細が見えてこないことも不透明感につながったという。

ボーイング<BA.N>は18.2%急落。これまで合意した138億ドルの融資枠を早ければ13日に全額利用すると明らかにした。

銀行株<.SPXBK>は5.9%安。

ナイキ<NKE.N>は新型コロナによる中国での販売不振で4.9%下落した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を13.61対1の比率で上回った。ナスダックでも8.24対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は151億株。直近20営業日の平均は119億2000万株。

 

 

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 23553.22 -1,464.9 -5.86 24604.6 24604.6 23328. <.DJI>

4 3 3 32

前営業日終値 25018.16

ナスダック総合 7952.05 -392.20 -4.70 8136.25 8181.36 7850.9 <.IXIC>

5

前営業日終値8344.25

S&P総合500種 2741.38 -140.85 -4.89 2825.60 2825.60 2707.2 <.SPX>

2

前営業日終値2882.23

ダウ輸送株20種 8126.09 -394.75 -4.63<.DJT>

ダウ公共株15種 812.44 -47.59 -5.53<.DJU>

フィラデルフィア半導体 1562.54 -93.96 -5.67<.SOX>

VIX指数 53.90 +6.60 +13.95<.VIX>

S&P一般消費財 849.84 -48.14 -5.36<.SPLRCD>

S&P素材 300.90 -15.05 -4.76<.SPLRCM>

S&P工業 546.68 -34.55 -5.95<.SPLRCI>

S&P主要消費財 591.64 -30.45 -4.89<.SPLRCS>

S&P金融 377.30 -22.05 -5.52<.SPSY>

S&P不動産 219.87 -12.65 -5.44<.SPLRCR>

S&Pエネルギー 252.77 -14.60 -5.46<.SPNY>

S&Pヘルスケア 1064.27 -43.30 -3.91<.SPXHC>

S&P通信サービス 158.45 -7.17 -4.33<.SPLRCL>

S&P情報技術 1463.00 -72.19 -4.70<.SPLRCT>

S&P公益事業306.44 -16.46 -5.10<.SPLRCU>

NYSE出来高 18.17億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 19160 - 210 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限円建て 19165 - 205 大阪比 <0#NIY:>

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