アメリカ・宇宙ビジネス最前線、華々しさの陰で資金集めに難航も

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 民間宇宙開発企業は先にロケットの研究開発と打上げという、巨額で長い投資の期間があり、資金が先に出ていくばかり。何らかの資金援助がなければ、資金が回らない。現在、海のものとも山のものともわからない宇宙開発事業を、民間企業が自力だけで運営することはとても困難だ。

しかし、そうしたイバラの道をあえて進み、成功している企業が存在することがアメリカの強さなのだろう。
 
 ロケットプレーン・キスラーの経営陣が新たに設立した宇宙開発会社、ロケットプレーン・グローバルのチャック・ラワ副社長はいう。
 
 「(宇宙開発の)各企業は、それぞれがロケットのアーキテクチャーや運営で非常に明瞭な特徴がある。航空機の黎明期と同じように、顧客がどれが好ましいかを決める。ハイテク企業と同様に、最初に市場に入った企業が最終的に勝つというわけではない。最初のパソコンだったシンクレアとアミガは今、どこに? ネットスケープは今、どこなのか? 持続性、柔軟性と継続的なイノベーションが長期的な成功に重要だ。どの企業が勝ち残るかを教えてくれるのは時間だけだ」


■ロケットプレーン・グローバルが開発中の宇宙船

(Ayako Jacobsson =東洋経済オンライン)

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