「新型肺炎にも負けない株」とはどんな株なのか

個人投資家のイメージとは完全に違う?

東洋経済新報社の記者・編集者が、SBI証券のチーフストラテジストの北野一氏とともにマーケットを展望する月1回の動画連載「Monthly TREND REPORT」。第3回のテーマは「不動産株のブームは来るか?」。前編では、北野氏が「株式市場は新型肺炎で下落したが、今後期待できるのは不動産株」と言います。どういうことでしょうか(この番組の収録は2020年2月中旬に行いました。詳しくは動画をご覧下さい)。

不動産株は「ディフェンシブ」であり、大幅上昇の可能性も

上の画像をクリックするとSBI証券「Monthly TREND REPORT」のページにジャンプします

北野 2つのことから、不動産株に注目しています。まずはディフェンシブ性です。2020年の株式市場は1月以降、新型肺炎の影響を大きく受けました。

しかし、この下げ相場の中で、パフォーマンスが相対的に良いのが不動産株だっということ(1月の実績)です。実は、昨年の2019年も前月比で株価が下落した局面は12カ月のうち4回ありましたが、その時も「対TOPIX(東証株価指数)」でのパフォーマンスを見ると、全33業種のうち、不動産株は2位、1位、2位、1位。以前は「ディフェンシブ株」と言えば医薬などでしたが、今は不動産株が立派にその役割を務めていると言えます。

もう一つは、不動産株指数の値が「5年(60カ月)移動平均線」を久し振りに抜いてきたことです。過去50年でこうした局面は5回ありましたが、そのうちの4回、不動産ブームが起きており、TOPIXに対して40%アウトパフォームしているということです。

断言までは出来ないのですが、少なくとも過去4回の不動産株のブームとピーク時期、特徴は以下の通りです。

次ページ「過去4回」の不動産株ブームとは?
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • フランスから日本を語る
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 財新
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
トレンドライブラリーAD
人気の動画
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
SDGsが迫る企業変革<br>ビジネスと人権

サプライチェーンの中で起きる人権侵害への意識が高まっています。欧米では法制化が着実に進展し、企業に対し人権リスクの把握と対策を求める動きが顕著に。欧米に比べて出遅れている日本企業の現状を多角的に検証します。

東洋経済education×ICT