退屈な文章を「一生書き続ける人」に欠けた視点 なぜ仕事の文章も「面白い」必要があるのか
それでは、どうやって「主観的発見」で文章を面白くするのか? エントリーシートの「学生時代に頑張ったこと」を例に見てゆきましょう。
いかにも就職活動らしい文章ですが、「発見」が無いので読み手は退屈です。次のように書き換えてみましょう。
一見、ありきたりなエピソードにも、深く考えれば「発見」があることがおわかりいただけたと思います。
「発見」の有無で企画書の印象も変わる
企画書も「発見」があると無いとでは、印象がまったく変わります。例えば、次の文章を読んでみてください。広告会社がスニーカーメーカーに、販促キャンペーンを提案している企画書です。
強いて言えば3文目が「発見」ですが、後はすべて「前提の共有」であり、読み手が知っている内容です。こんなスライドが2、3枚続いたら、すっかり飽きてしまいます。そこで、次のように書き換えます。
提案するメディアプランの内容が同じでも、その前のスライドに「発見」があれば、より「面白く」感じると思います。
「前提の共有」も大切ですが、それに終わらず、「発見」を入れるように意識してみてください。


















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