英語の発音矯正に役立つ「Siri」の意外な活用法 うまく英語を話すためには「筋トレ」も必要だ

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①ボイスメモで自分の声を録音する
カタカナの概念を忘れなければならないのはわかったが、自分で話していると、「どこがネイティブと違うのか」が、客観的に理解できなかった。

そこで、まずは自分の“Girl”と“World”の発音を、スマホのボイスメモで録音するところからはじめた。それを聞いた後に、Google翻訳などに発音させた“Girl”と“World”を流してみる。すると、「同じ単語とは思えない」ほど、まったく違う音が聞こえてきた。

自分の英語は、ここまでネイティブとかけ離れていたのか……と、少々落胆するかもしれないが、改善点がわかり上達が早まるのでぜひ一度やってみてほしい。

②YouTubeの解説動画を見る
次に、「YouTubeの発音解説動画」を参考にする。なぜYouTubeがいいかというと「舌はこう動かすのがいい」「○○のイメージで!」といった具体的なヒントが、視覚的にわかるからだ。

僕がよく見るのは、この2つのチャンネル。

・バイリンガール英会話|Bilingirl Chika
・Rachel’s English

どちらのチャンネルにも、“Girl”と“World”の発音解説動画があり、非常に参考になる。

③英語設定の「Siri」に話しかける
練習の仕上げには、iPhoneの音声認識ツール「Siri」を使う(アンドロイドの人は、Googleのサービス「OK Google」を使ってみてほしい)。

なぜ「Siri」か? YouTubeの解説動画を参考にすることで「コツ」がわかると、ひとりで苦戦していたときよりも、確実に手応えを感じるようになってくる。とはいえ、「実際にそれが正しい発音に直ったかどうか」は、先生のような存在に判断してもらわないとわからない。

僕には、自分が発音した単語に対し「いまのはいいよ!」「いまのだとこう聞こえちゃうよ!」と瞬時に判定してくれるようなツールが必要だった。

そこで考えた。英語設定に変えた「Siri」が、先生代わりになるのではないか? 試しに「ヘイシリ! ガール」と話しかけてみると、Siriには“Call”と表示された。

次に「ヘイシリ! ワールド」と話しかけると“Wall”と表示される。全然うまくいかないことにショックは受けたが、「発音チェックマシン」として、これはかなり使える。

再びYouTubeを見て「口の動かし方」などを確認し、もう一度「Siri」に話しかける。

「ヘイシリ! ガール」

すると画面には“Girl”の文字が現れた。これには感動した。夢中になってもう一度言うと“Call”に戻ってしまった。

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