栄養学博士が教える自分の免疫を高める食事法

ウイルスに負けない体づくりの秘訣とは何か

免疫力を高める食事法を栄養学博士の立場から紹介します(左写真:keiphoto/PIXTA)(右写真:jazzman/PIXTA)

新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るう中で、日本国内でも感染の拡大が続いています。

毎年のように流行するインフルエンザなどのウイルスは、体の中に入れないようにすることが大切とはいえ、日々の生活では多くの人が集まる場所を完全に避けることは難しいです。そのため、1人ひとりが自身の抵抗力を落とさずにウイルスに負けない体づくりを心がけることも大切といえます。

例えば、今からでもできることとして、バランスのよい食事が挙げられるでしょう。ヨーグルトや乳酸菌飲料、緑茶、納豆など免疫効果を高めるために効果があるとされる飲食料品は注目が高まっています。

そこで、本記事では、栄養学博士の立場からヨーグルトと緑茶の効果、バランスよく食べる具体的な方法について紹介したいと思います。

2020年3月11日時点では国内で感染拡大が続いている新型コロナウイルスがどのような特性を持っているウイルスなのか、十分に解明されていません。厚生労働省国立感染症研究所東京都感染症情報センターでは最新情報を公開しており、また政府の対応については首相官邸HPでも公開されています。まずは正しい情報を把握することがなによりも大切です。

ヨーグルトはなぜ重宝されてきたのか

牛乳を乳酸菌で発酵させたヨーグルトは、良質なタンパク質や脂質、カルシウム、ビタミン類が豊富に含まれています。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、整腸作用や免疫力を高める効果(免疫賦活作用)があるとされ、風邪などのウイルス対策としてヨーグルトは重宝されてきました。

私たちの腸内には、数百種類もの細菌が生息していると言われています。こうした腸内の細菌の集まりは腸内細菌そうや腸内フローラと呼ばれ、ヒトの健康にさまざまな影響を及ぼしています。そして、腸内フローラの構成は食習慣や年齢などによって1人ひとり異なっています。

腸内の細菌には、大きく分けて乳酸菌やビフィズス菌といった有用菌、大腸菌などの有害菌、どちらにも属さない日和見菌と言われる菌群があり、これらの菌群の割合が健康に影響します。偏った食事、食べすぎ、飲みすぎ、ストレス、過労などによって有用菌が減少し、有害菌の割合が増えすぎると有害物質や毒素が増えて腸管から吸収されることで身体に負担を与えることになります。

腸内フローラを良好な状態に保つためには、乳酸菌やビフィズス菌を増やすように日頃から気を付けることが大切です。

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