中居正広が退所会見で見せた圧倒的な人間力

SMAP関連も含めすべて包み隠さず答え切った

「(確信犯的な顔で)やっちゃいました。オレ、城島くん(TOKIOの城島茂さん)に言ってない。ヤバイ……(カメラ目線で頭を下げながら)城島くん、忘れてました。ごめんなさい!」
「4、5年くらい前はライブをやったら(ファンの人数が)半端じゃないんですよ。ツアーをやるじゃないですか。(会場中に観客が)ウワーッて! あの子たち、どこ行きました?」
「フライデー」の記者に対して、「何だよ、金曜日って(笑)。ウチよく来るよね。本当にしつこいよ、マジで。去年すごくなかった? 一昨年か? まあいいか!」
「(新しい地図が出ていたのは12月)31日でしたよね。大みそかは『紅白(歌合戦)』もありましたし、『(ダウンタウンの)ガキ(の使いやあらへんで!)』もありましたけど、すみません! 僕、“SASUKE派”なんです」

中居さんは「ただ笑わせ続けるだけ」ではありませんでした。突然、思い出したように「あっ! とっておきのエピソードをお話しましょうか? これ、初なんですけど」と切り出したのは、恩師・ジャニー喜多川さんとのエピソード。

「これ持ってきました」と記者たちに見せたのはジャニー喜多川さんの骨でした。その瞬間、会場に「エーッ!?」という驚きの声が飛びましたが、「僕こういう(会見)初めてじゃないですか。会見の成功がどんなことなのか分からないから出たとこ勝負なところがあって」とお守りとして持参したようです。このシーンは多くのメディアで報じられたように、“撮れ高”や“見せ場”を考えた一流のMCらしい演出でした。

脱力感漂う中居にタモリの姿が重なる

中居さんは、「最後の挨拶になりますが、3月を持ちましてジャニーズ事務所を退所し、独立という形になります。今後どういう活動にしていくかは分からないですが、会社名にもあるように今後はのんびりとしていきたいと思いますので、“時には甘く、時には甘く”で見守っていただきたいと思います。本日はわざわざお集まりいただいて、ありがとうございました」と、やはりユーモアを交えた言葉で会見を締めくくりました。

会見の途中、中居さんは「会見って何時まで?」と尋ねたり、その上で「エッ? 嘘でしょ? 18時から収録ですよ」とトボケたり、「マジでそんなにやるつもりなの?」とグチったりなど、時間を気にする素振りをしていました。これは中居さんの飾らない性格を考えると、「本当に早く終わりたい」のではなく、メディアに「時間制限なしの会見」という美談にされることを避けたのではないでしょうか。そんな脱力感を誘う中居さんの立ち居振る舞いは、MCの師匠的な存在であるタモリさんの姿が重なって見えました。

長い文章になりましたが、今回の会見はこれ以外にもピックアップしたいコメントだらけで、これでも減らしたくらいです。それほど中居さんの人間性、スキル、仕事に対する姿勢には突出したものがあり、だからこそ自分だけでなく共演者やスタッフを守り、さらに前へ進める見事なリスタートになるでしょう。

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