「SMAP解散!」の大きな失望とわずかな希望

本当は誰が悪い? なぜ回避できなかった?

リオ五輪の真っ最中にもかかわらず、8月14日付のスポーツ新聞は全紙がSMAP解散を1面トップで扱った

リオ五輪テニスのファイナリストを懸けた錦織圭選手の戦いを見ていたら、突然NHKの臨時ニュースが……。それは敗戦濃厚な錦織選手の苦境を上回るショッキングなものでした。

「SMAP解散」

にわかに信じられぬまま、いつの間にか眠りにつくと、夢にSMAPの5人が……。そこで、中居正広さんは「俺たちだって解散したくてするんじゃないよ」と苦笑いし、香取慎吾さんは黙って立ち尽くしていました。

眠りから覚めてテレビをつけると、『シューイチ』(日本テレビ系)で後輩の中丸雄一さんが涙ぐんでいます。ようやく「本当だったんだ」と現実を受け止め、コラムを書くことにしました。

いったいSMAPの5人に何が起きていたのか? そして、私たちはどう考えていけばいいのか? 私のもとにも、噂レベルの話から信ぴょう性の高そうなものまで、さまざまな情報が入ってきているので、それらを整理しながら検証していきます。

「この件はもう考えたくない」脱力感

まずはジャニーズ事務所が発表したコメントを検証しましょう。

「いつもSMAPに温かいご声援を頂き、誠に有難うございます

デビューより25年間アーティストとしてグループ活動をして参りましたSMAPは2016年12月31日を持ちまして解散させていただくことになりました。

本年1月にSMAPメンバーより事務所に残りグループ活動を存続させたいという意向を受け、事務所一丸となってSMAPをサポートするべく各部署で様々な準備を進め、2月より8月10日までの半年以上の時間をかけて個々のメンバー並びに全員と面談を重ね、例年通りの音楽番組への出演、ファンの皆様への感謝をこめたコンサートの開催、更には冠番組の20周年とCDデビュー25周年を記念したイベントの企画等を提案し、協議を進めて参りました。しかしながら、議論を続ける中で「今の5人の状況ではグループ活動をすることは難しい」というメンバー数名からの要望を受け、7月の音楽番組を辞退させていただいた経緯がございました。

8月に入り、待っていてくださる方々の為にも、落ち着いて考える時間を持ち、前向きな状況が整うまでグループ活動を暫く休むことを提案致しましたが、メンバー数名より「休むより解散したい」という希望が出たことを受け、苦渋の選択ではございますが、これまで一生懸命に走り続けた彼らの功績を尊重し、全員一致の意見ではないものの解散したいと考えるメンバーがいる状況でのグループ活動は難しいと判断し、本日の御報告となりました。

25周年のコンサートやイベントを待ち望み応援してくださっているファンの皆さまのご支援とご期待に応えることが出来ず、本当に心苦しく、私共の力不足をお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。

本年を持ちましてSMAPは解散させていただくことになりますが、5人それぞれの所属が変わることはなく、より一層個人活動につきましては精進して参ります。彼らの活動を、これまで同様温かく見守っていただけましたら幸いです。今後ともご支援いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」

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