部下のメンタル壊す「危険な上司たち」の特徴 上司と合わないと思ったら必ず原因がある

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部下は、上司を選べません。その上司を変えることができないなら自分が変わるほうがラクでストレスもかかりません。相手のタイプを知り、そのために何をすればいいかを実行すれば徐々に楽しく仕事ができるように必ずなります。

『実は、仕事で困ったことがありまして~人材育成のプロが教えるストレスフリーに働く「問題解決力」』(大和書房)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。

こんな風にアドバイスしている私ですが、外資系の会社に新入社員で入社し、その後ヤフーやソフトバンクで働いている中では、数えきれないほど人間関係で悩みました。

今でも鮮明に覚えているのは入社したての頃の話です。重要な提出物の締切日を守れなかった私は、100人の社員がいる前で「帰れー!!!!」と上司に怒鳴られてしまいました。新人とはいえ、社会人の基本である締め切りを守れないこともよくなかったことですが、この事件をきっかけに、怒鳴った上司のことを憎らしく思い、「もう、こんな会社辞めてやる」と思って転職雑誌を読んでいました。

ただやはり、そうした問題は自分自身で解決しようとしなければ解決しません。私自身もそうでした。当時私を怒鳴った上司は先ほど紹介した、典型的な感情型上司(タイプ2)でしたし、そのことをわかったうえで、1つひとつ対策を練って関係を作っていきました。しばらくは気まずい関係でしたが、その後、上司との関係も頭を悩ますものではなくなり、最終的には当時の上司は私の恩師と言える人となったのです。

問題が出たときに、自分に繰り返してほしい質問

人間関係以外でも、働いているとたくさんの問題に直面します。これまであらゆる問題のケースを見てきて確実に言えることは、どんな問題にも必ず原因があり、その原因を明確にして対策をすれば絶対に解決できるということです。そこで私はいつも問題が出てきたときに必ず思い出して、やってほしい質問を紹介します。

1 「その問題の原因は何か」という質問
2 「その原因が解決したら、すべての問題は解決するか」という質問

問題の原因を掘り下げていく1の質問と、問題のほかの原因を探す2の質問を繰り返すことで、発生した問題の全容を明らかにし、問題を丁寧にひもといていきます。自分が直面した問題に対してこの2つの質問を繰り返すだけで、問題を解決する力は目覚ましくついていくことでしょう。

今まさに人間関係に悩んでいる人は5つのタイプを参考にして、早速問題解決の力を磨いてみてください。仕事で余計なストレスをかけないためにも、問題解決の力を身に付けられるといいですね。

寺下 薫 キャリアコンサルタント

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てらした かおる / Kaoru Terashita

外資系企業を経て、ヤフーに入社し、人材開発の責任者として6年間従事。ジョンソン・エンド・ジョンソンや大和証券、東京ガス、リクルートなど10 社の協力を得て、問題解決養成塾「SV 研究会」を2013年に設立。2014年9月コンタクトセンターアワード2014 リーダー・オブ・ザ・イヤー受賞。2015年に北九州市から依頼を受け、北九州コンタクトセンター協議会の講師にも就任。2018年4月からヤフーの管理職及びグループ会社の管理職 約1500名以上の育成に従事しながら、外部で多数講演を行ったり、企業からの依頼で研修も数多く行なっている。最近では、Create Careerを立ち上げ、キャリアに悩むビジネスパーソンの支援。

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