わが子を魅力的な人間に育てる秘訣 弱者に優しく、謙虚に学ぶ姿勢がカギ

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有名校へ入れることが、安易な選択とは限らず

細川様のお子さんへのさまざまな体験学習は、とても良いと思います。今から受験塾などは、絶対異常です。一週間の日数より多くの習いごとに通わせて、親子でパニックになっている話も時々聞きます。親自身が氾濫する情報に惑わされているようです。

ところで細川様は、お子さんを有名校に入れることが安易な安心感に繋がらないか、独自の人生を切り開いてほしい願いに逆行していないか案じられているようですが、必ずしもそうではないと思います。

我が家の場合ですが、4人の子供全員に学習塾に通わせました。末はマー君なのか真央ちゃんなのか、ビル・ゲイツ氏なのか小澤征爾氏なのか、遅咲きの彼らは〈いまだに蕾のままですが〉どのタイプなのか判りませんでした。

とりあえず学歴を身につけておけば、将来の選択肢が広まると考えました。塾に入れておけば全員が有名校に行けるというものではなく、有名校に入れば放っておいても成長するわけではありません。この道も決して安易な道ではないのです。

ただ有名校に蓄えられた厳しい、もしくは伝統的な教育環境は、子供を伸ばしてくれますし、志の高い親やその子弟が集まる環境から受ける影響も、軽視できないものがあります。独自的創造路線への選択肢の広がりとも無縁でないと思われます。

有名校や進学校の手を借らずとも、立派に個性を生かした道へ導く教育をしておられるご家庭も、山ほどあります。ですからあくまで進学コースの一例を述べたにすぎません。2~3年後の選択として、貴女の懸念しておられる理由で、わざわざ有名校を避けて通るのも、むしろ悔いが残るかも知れないと思いました。

「魅力的な人間に育てる秘訣」ですが、幸運にも教えてくださるメールがいただけましたら、必ず公開しますね。我が家で独占はしませんから。

※ ミセス・パンプキンへの相談はこちら

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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