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利権化する「エコ」 潤う環境予算のウラに深い闇

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 企画提案型の公募は、各社の企画提案力を点数化し競う方式。しかし、環境省は落札した会社の名前しか公開しない。「企画力が弱くて落ちた会社を公表したら商売上の不利益になる」というのが環境省の説明だが、廃棄物処理施設などで総合評価方式を採用している自治体ではどこでも公表している。

中部地方のあるコンサルタント会社は、自然環境調査の受注のため書類を整えた。ある財団と競合しそうだったが、財団には専門家がおらずはるかに有利だった。が、応募後、環境省は「応募資格に欠ける」と一方的に通告。結局、ほかに応募はなく財団が受注した。

随意契約の問題を追及してきた全国自然保護連盟の岩田薫代表は、環境省の自然保護局を訪ねた際、官僚が財団法人に代わって企画書の代筆をしているのも目撃したという。「企画提案型と言いながら、結果的には環境省の官僚が天下りする財団法人や社団法人を優先して委託している。体質は変わっていない」と話す。

エコバブルの裏に、深い闇がある。

はっとり・みさこ
環境ジャーナリスト、環境カウンセラー。環境省の検討会委員などを歴任。著書に『地球の未来とゴミ学習』共著に『ごみ分別の異常な世界』など。

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