堀江貴文「みんな他人に時間を使いすぎている」 人に嫌われるのを気にするより大切なこと
恨みや妬みという有害無益な時間
「自分時間を増やそうにも、仕事が忙しくて時間が取れません!」
そんなことを言う人がときどきいるが、これは時間についての言い訳のなかでも、最もくだらない部類に入るのではないかと思う。
他人のために時間を使いすぎているなら、まずやるべきは「他人時間を削ること」だ。いま他人のために使っている時間はそのままキープしつつ、同時に自分の時間も増やしたい? そんな虫のいい話はない。
人間に与えられているのは同じ「1日24時間」だ。一方を増やしたいなら、もう一方を減らすしかない。
それにもかかわらず、なぜ多くの人は、「他人の期待を満たす生き方」をやめられないのか? 以前はこの理由がぼくにはずっとつかめなかった。しかし最近、ようやくわかってきたことがある。
端的に言えば、人から嫌われるのが怖いのである。他人の期待を満たすことをやめた途端、人から見放されることになるのを恐れているのだ。
実際、「自分時間」と「他人時間」はトレードオフの関係にある。だから、前者を優先するようになれば、周囲の反応はさまざまに変化するだろう。
たとえば、「着信があっても電話には出ません!」と宣言すれば、上司から叱責されるかもしれないし、同僚からバカにされるかもしれない。下手をすれば、会社をクビになることもあるだろうし、家族との関係が悪化することもあるだろう。
しかし、そうした「反応」は、あなたの問題ではない。あなたの行動に対して、どんな感情を抱くかは、上司や同僚、家族の側の問題である。
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