日経平均株価は4日続伸、売買代金は2兆円割れ 材料乏しくても買われやすい地合いは継続か

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 11月27日、東京株式市場で日経平均は4日続伸。米国株高や為替の円安基調などを好感し、朝方から買いが先行した。高値を付けた後は上げ幅を縮小し、一進一退の展開となった。2015年7月9日、東証で撮影(2019年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 27日 ロイター] -

東京株式市場で日経平均は4日続伸。米国株高や為替の円安基調などを好感し、朝方から買いが先行した。高値を付けた後は上げ幅を縮小し、一進一退の展開となった。東証1部の売買代金は節目の2兆円を割り込み、薄商いだった。

26日の米国株式市場では、米中通商協議を巡るトランプ大統領の前向きなコメントが相場を支援し、主要3指数が最高値を更新した。為替のドル/円が109円前半に固めたことも追い風となり、日経平均は続伸スタート。午前9時29分に高値の2万3507円82銭を付けたあとは、高値警戒感から利益確定売りに押され、上げ幅を縮小した。その後は高値圏での一進一退となり、小幅高で取引を終えた。

市場からは「相変わらず材料には乏しいが、需給は締まっている。今週と来週は、機関投資家が11月末に支払われる9月期末の中間配当を再投資に回す可能性もあるので、買われやすい」(国内証券)との声も出ていた。

TOPIXも4日続伸。東証33業種では、鉱業、非鉄金属、電気・ガス業などが値上がり率上位。一方、その他金融製品、保険業、陸運業などは売られた。

個別銘柄では東芝<6502.T>が続伸、4%超高となった。東京証券取引所が2020年にも2部市場から1部市場への移行基準を緩和するとの26日付日本経済新聞電子版の報道が材料視された。新基準の導入により、2部上場の東芝が1部に復帰できる可能性が高いという。東証2部指数における東芝の指数ウエートは高いため、東証2部総合指数を大幅に押し上げ、同指数は1.51%高となった。

そのほか個別銘柄では、富士通<6702.T>、TDK<6762.T>、キーエンス<6861.T>など情報、電子部品、センサーなどの主力銘柄で年初来高値を更新するものが目立った。

東証1部の騰落数は、値上がり1436銘柄に対し、値下がりが637銘柄、変わらずが82銘柄だった。

 

日経平均<.N225>

終値      23437.77 +64.45

寄り付き    23452.85

安値/高値   23418.23─23507.82

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1710.98+5.27

寄り付き     1710.43

安値/高値    1709.21─1714.6

 

東証出来高(万株) 107787

東証売買代金(億円) 18960.85

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