単価にこだわる会社の売り上げが伸びない理由 原因は品質じゃない、「3大要素」で考えよう
ある程度の訪問数を確保できるようになったら、次は転換率の改善に着手しましょう。転換率は、着手する順番としては2番目ですが、重要度でいえば3大要素のうち断トツの1位です。費用対効果もいいので、転換率は貪欲に高めていきましょう。
「品質」で勝負するのではなく「イメージ」で勝負する
客単価は、3大要素のなかでは比較的さまつな問題といえます。そもそもモノの値段には相場があるので、大間違いのしようがない。
例えばコーヒーならせいぜい1杯100~2000円の範囲で提供するものであって、いきなり10円とか1万円とかいう極端な値段をつけようという発想は、よほどの勝算がない限り生まれにくいでしょう。ですから客単価について考えるのは、訪問数と転換率の問題を解決してからでも大丈夫です。
なお、3大要素以外の要因として「商品そのものの品質に問題があるのでは?」と考える人が多いようですが、これは失敗に陥りやすいパターンです。
モノやサービスは実際に買って使ってみるまでは、本当の善しあしはわかりません。ネットでもリアルでも、消費者は実際の品質ではなく「イメージ」で買うかどうかを決めています。
そして、その「イメージ」が正しく伝わっているかどうかは、訪問数や転換率を分析することで明らかになります。明らかになりさえすれば、あとはノウハウに従ってその「原因」を改善するだけ。売り上げを上げることは、驚くほど簡単にできることなのです。
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