記者は見た!危ない会社を見分ける極秘リスト 帝国データバンクだけが知る“真実"

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財務・資金繰り関連
□売上高の横ばい、減少が3年以上続いている。
□3期連続の赤字となっている。
□売上増に疑問がある(粉飾)。
□財務諸表に急変がある。
□売り上げに占める交際費が多い。
□金利負担の増加に疑問がある。
□1年以内に月商の2分の1以上の焦げ付きが発生している。
□借入金が月商の3倍以上である。
□保証債務が目立って多い。
□取引行との関係が悪化している。
□取引銀行の格や数が適正ではない。
□小口の支払いを手形で支払っている。
□決済日が増加している。
□仕入先からの受取手形がある。
□手形が市中金融に流れている。
□多重リースの疑いがある。
□減価償却が適正ではない。
□融通手形の噂がある。
□税金の滞納がある。
□当座預金の出入りに不自然な増減がある。
□売掛金の回収サイトが長期化している。
□商工ローン、消費者金融を利用しはじめた。
□不動産の担保権者に個人名が入っている。
□担保権者が目まぐるしく変わっている。
その他
□本業外への投資が目立っている。
□事務所やトイレが清潔ではない。
□不審な人物が出入りしている。
□同業者組合に参加していない。
□政治家、芸能人、暴力団との付き合いがある。
□会議が急に多くなっている。
□人材育成がないがしろにされている。
□極端な経費節減を言い出している。
□安易な転業をしている。
□規模の割に子会社(関連会社)が多すぎる。
□関連会社間での利益調整がある。
□同業者や近隣での噂に不審なものがある。
□社名変更が頻繁にある。
□広告の急増、激減、誇大広告がある。
□強力なライバルが出現している。
□商号変更や本店所在地の移転が多い。
□扱い商品が目まぐるしく変化している。
□取引先が急に変更されている。
□構造不況業種である。
□銀行や信用調査機関などへの照会が多い。
□極端な秘密主義である。
□社会的制約、法的規制が進んでいる業界である。
□立地条件に不利がある。
□海外進出がうまくいっていない。

当事者としても危ない兆候に気づきやすくなるリスト

このチェックリストは、新規取引を始めるとき、あるいは既存取引先に対する信用を確認するときに、営業担当者と審査担当者が取引先をチェックする項目になっている。このリストを事前に確認することで新規取引を始める際の情報の1つになり、当事者としても危ない兆候に気づきやすくなるはずだ。

次ページ意外に思う項目もあったかもしれないが…
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