レイザーラモンRG「スベり芸人」脱却できた理由

リーチ・マイケル選手のものまねで一躍注目

レイザーラモンRGの人気が急上昇している。そんな彼が芸人として身に付けた武器とは?(Instagramより/https://www.instagram.com/p/B3iwkwjAkK2/?hl=ja

日本で開催された「ラグビーワールドカップ2019」は空前の盛り上がりを見せた。4年前の大会では日本代表の五郎丸歩選手が注目され、「五郎丸フィーバー」が起きたが、今回の熱狂はそれをさらに上回っていた。

日本代表は大方の予想を覆す大健闘を見せて、史上初のベスト8に進出。日本代表の試合は地上波テレビでも放送され、軒並み高視聴率を記録した。

そんな中で、1人の芸人が話題になっている。レイザーラモンRGである。彼は、4年前に何気ない気持ちで日本代表のリーチ・マイケル選手のものまねをやり始めた。今回のワールドカップで改めてそのネタが脚光を浴びているのだ。最近ではさまざまなイベントに呼ばれる際にも「リーチ・マイケル選手のものまねで来てほしい」と声がかかるのだという。

「ものまね」の才能が光るRG

RGはこれまでにも、多様なものまねを披露してきた。彼のものまねの最大の特徴は題材選びにある。流行っていることや話題になっているニュースがあると、それをいち早く取り入れて、注目の人物になりきってみせるのだ。見た人が思わず「そう来たか!」と感心してしまうような、絶妙なところを突いてくる。

私の記憶では、RGがこの手のものまねを本格的に初めたのは2009年前後だ。ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』という映画が大ヒットしていたとき、RGはすかさずそこに出てくる「アバター」のものまねをすることにした。

全身を青いタイツのような布で覆い、アバター特有の鼻の膨らみまで忠実に再現していた。見た目が不気味だったことも災いしたのか、このネタはそれほどヒットしなかったが、「手作りでも未完成でもいいから、誰より早くはやりものをまねる」という彼の気迫のようなものは伝わってきた。

その後、RGはものまねのレパートリーをどんどん増やしていった。スティーブ・ジョブズ、小保方晴子、羽田圭介、舛添要一、ドナルド・トランプなど、時代を切り取る絶妙なセンスで話題の人物を次々にものまねしていった。

次ページなぜ「RGのものまね」はウケるのか?
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT